女子に服の端をつかまれたら、それは「好き」のサイン(気づいて)アニメ「アオハライド」10話
なんにもないって雰囲気じゃないじゃん。
洸の家での勉強会の途中、一緒にいた洸と悠里。
二人の間のただならぬ雰囲気に、胸騒ぎを感じた双葉。
洸と悠里、二人に何があったのか……?
もしかして告白したとか?
洸は悠里のことが好きなのかな?
双葉がモヤモヤを抱えたままで始まる、テレビアニメ「アオハライド」のPAGE.10、第10話。
自分の好きな人と友達(しかも自分の好きな人が好き)が二人っきりになって
なんだかビミョーな空気でいたら、そりゃ気になりますよ。ね?
いままでは、悠里が双葉と洸の姿を見てもんもんとしていることが多かったんですが
この状況では立場がガラリと変わってしまいます。
相手のちょっとした表情、言動、仕草が気になる……。
気になるとさらに目が離せなくなって、余計にいろいろ考えちゃう。
双葉はこの状況をどう切り抜けるのか?
っていうか、悠里と洸は何かあったに違いないワケで、それって一体何なのか?
今回の見どころとともに真相を追っていきます。
■明らかに態度が違う悠里。気になる双葉
もともと特進クラスにいただけあって、洸は特に勉強が苦手なわけでもない。
勉強が必要なくなったからやらないし、バカらしいと投げ出します。
そんな洸に、いち早く反応したのは悠里でした。
洸が進級できなくなるなんてイヤだ、ときっぱり伝えます。
そんな悠里を無言で見つめる洸───。
「なに…。このふたりの空気感」
双葉は悠里と洸の雰囲気が気になってたまりません。
勉強会の帰り道、悠里にもう一度何かあったのかと訪ねます。
少し、間を空けて悠里は答えます。「なんにもないよ」
「───この間が、私の知らない何かが起きたって言ってる」
何かあったに違いない、ですよね。確定。
気になってたまらない双葉は、みんなと別れた後、洸の家へ引き返します。
あれあれ。双葉ったら抜け駆け!?
でもね、気になるなら聞けばいいと思うんです。
もやもやしてたって答えは出ない。それなら直接聞けばいいと思うよ!
■焦った双葉は、洸の心の中へグイグイ踏み込む
洸の家に戻り、悠里と何かあったのか聞いてみても、
悠里と同じ「間」を作りながら「何もない」と言われてしまいます。
「ずるいよ、なんで教えてくれないの?」
ずるいっていうのも変な話だけど、自分だけ置いてかれたみたいで不安に思ってしまうわけですね。
双葉にしたら、そんなことで引き下がるわけにはいきません。
だって気になるっていうか、悠里が洸の秘密を知っているなんて悔しいわけですよ。
好きな人のこと、自分が一番知っていたいじゃないですか。
双葉「あとやっぱり、洸が変わった理由が知りたい。
もうあの頃の洸は探してない。ちゃんと今の洸を知りたいだけ。全部知りたい」
双葉、積極的です!
ちょっとデリカシーに欠けるよ、って思う人もいるかもしれないけど、
私はいいと思うんです、グイグイいくの。
もしそれで相手がはぐらかすようなら、自分のことを信頼していないって分かるし、教えてくれたら…ちょっと脈あり?
聞きたい事を遠慮していても、何も始まらないと思うんです。
洸「たいていの奴はある程度話して、それからはぐらかせば、
それ以上は踏み込んでこないのに。おまえってすげーな」
ほらね。効果あり、ですよ。
洸は双葉の手を取り、双葉をある部屋へ連れていくのです。
■自分のことばっかり考えて焦った双葉の涙からの……!
双葉が見たものは仏壇、それは洸の母親の位牌でした。
とまどいを隠せない双葉を見て、洸が言います。
洸「槙田もいまのお前とまったく同じ顔してた」
あのとき、悠里は床に転がったじゃがいもを拾ったときに仏壇を見て、洸の母親のことを知った、ということだったのです。
「悠里はきっとこの事を勝手には言いづらくて、何もないって言ったんだ。
なのに私は二人の関係に焦りまくって。
洸も悠里も自分以外の人の気持ちをちゃんと考えているのに、
私は自分のことばっかりだな」
……双葉は涙を流します。
洸と悠里のことは早とちりではあったわけですが、好きなんだもん、そういう妄想が広がるよね。
そして、涙を流す双葉の頭を、洸はそっとなで始めます。
うわーーー。嬉しい。泣いているときの頭ナデナデは嬉しいです。
ところが今回、それだけじゃありませんよっ。
双葉は洸の服の端をつかみます。
双葉「学校やめないよね? 洸はみんなと一緒にいたくないの?
私は洸と一緒にいたいよ」
もはや告白レベルの発言っ!!!!
悠里とのことも不安だったであろう双葉が、いつにも増して素直で積極的になっていますよ。
あとね、女の子が男の子の服をつかむのってね、好意ある証拠ですよ。(酔っぱらった人とかはのぞいてください)
ほんとは腕とかつかみたいけど、つかめないじゃないですか。女の子からはやりにくいのです。
だから服なんですよ。正直、なんとも思ってなければつかみません。
そしてね、素直な気持ちを伝えるのは一番効果ありです。
双葉の頭をなでていた洸の手が、双葉の顔へ移る。
双葉の目もとから流れる涙を、そっとぬぐい、
じっと見つめながら、その手は頬へ……。
うわああああ。いい感じすぎる!
頬をさわるって…そのあとはアレですか、何ですか!?
ところが!そこへお兄さん=田中先生登場で、いったんラブモードは終了。おしいっ!
洸はこのシチュエーションを思い返して、「何やってんだ、俺…」と照れます。
か、かわいい………!萌えた。
■田中先生と洸の関係
洸がバイトに出かけてしまい、田中先生の車で送ってもらうことになった双葉。
そこで田中先生から洸との話を聞くことになります。
母親が病気になって入院したとき、自分が先生になったばかりだったことや、
どんどんやせていく母親を見ていられずに、病院にもあまりいけず、
洸に全部任せてしまったことで、自分は洸に許してもらえていない。
田中先生は自分が洸に恨まれているのだ、と感じていたのです。
それでも洸は本当は優しい。
田中先生も、双葉ももちろん、それを知っています。
母親を失った洸は、また同じように失うことが怖いから、大事なものを作りたくなかったのだ。
双葉の知らない、洸の過ごした中学時代が分かったことで、いまの洸を知ることができた。
洸の精神的に弱い部分が見えたことで、なんだか守りたくなってくるよね。
そして絶対そばにいたい、って強く思う。
双葉の好きっていう思いがもっと強まった瞬間だと思います。
友情を超越している双葉と悠里のライバル関係
次の日、双葉は悠里に謝罪します。
悠里は洸の母親のことを勝手に言わないようにしたのに、
自分がそうとは知らずに焦ってもやもやしていたことを。
そんな自分がみっともなかったことを。すると、悠里が答えました。
悠里「そんなの私も同じだよ。私だって双葉ちゃんが馬渕くんと仲良くしているの見るたびに、自分のほうが不利な気がしてすごく不安になるもん。
恨みっこなしって言い出したのは私なのに、本当はいつもうらやましくて、いつも不安だもん。
馬渕くんのお母さんのこと、双葉ちゃんに言わなかったのは、双葉ちゃんより特別になりたかったって気持ちもあったの。
だから双葉ちゃんにそんなふうに謝られるとつらい。ごめんね…」
なんていい子だ!!!!
正直者すぎるっていうか、こんなに正々堂々とした恋のライバル…。
自分のよこしまな気持ちを少しも隠さず、どう思っていたのかをさらけ出してしまう。
好きな人がかぶったのは辛いことかもしれないけど、こんなふうにお互いを思い合える仲なんて、正直うらやましい!
恋人はわりとあっさりできるかもしれない。
でもこんな友達って普通はできないと思います。
洸との距離も近づきつつあり、恋敵とも友情を失う事もなく、むしろ強い絆で結ばれた双葉。
自分で変わりたいと思って努力したこと、結果に出てきていますよね。
やっぱり前向きって大事だなあ。
恋も友情も目が離せない「アオハライド」。いよいよクライマックスが近づいております!
(小林美姫)
洸の家での勉強会の途中、一緒にいた洸と悠里。
二人の間のただならぬ雰囲気に、胸騒ぎを感じた双葉。
洸と悠里、二人に何があったのか……?
もしかして告白したとか?
洸は悠里のことが好きなのかな?
双葉がモヤモヤを抱えたままで始まる、テレビアニメ「アオハライド」のPAGE.10、第10話。
自分の好きな人と友達(しかも自分の好きな人が好き)が二人っきりになって
なんだかビミョーな空気でいたら、そりゃ気になりますよ。ね?
この状況では立場がガラリと変わってしまいます。
相手のちょっとした表情、言動、仕草が気になる……。
気になるとさらに目が離せなくなって、余計にいろいろ考えちゃう。
双葉はこの状況をどう切り抜けるのか?
っていうか、悠里と洸は何かあったに違いないワケで、それって一体何なのか?
今回の見どころとともに真相を追っていきます。
■明らかに態度が違う悠里。気になる双葉
もともと特進クラスにいただけあって、洸は特に勉強が苦手なわけでもない。
勉強が必要なくなったからやらないし、バカらしいと投げ出します。
そんな洸に、いち早く反応したのは悠里でした。
洸が進級できなくなるなんてイヤだ、ときっぱり伝えます。
そんな悠里を無言で見つめる洸───。
「なに…。このふたりの空気感」
双葉は悠里と洸の雰囲気が気になってたまりません。
勉強会の帰り道、悠里にもう一度何かあったのかと訪ねます。
少し、間を空けて悠里は答えます。「なんにもないよ」
「───この間が、私の知らない何かが起きたって言ってる」
何かあったに違いない、ですよね。確定。
気になってたまらない双葉は、みんなと別れた後、洸の家へ引き返します。
あれあれ。双葉ったら抜け駆け!?
でもね、気になるなら聞けばいいと思うんです。
もやもやしてたって答えは出ない。それなら直接聞けばいいと思うよ!
■焦った双葉は、洸の心の中へグイグイ踏み込む
洸の家に戻り、悠里と何かあったのか聞いてみても、
悠里と同じ「間」を作りながら「何もない」と言われてしまいます。
「ずるいよ、なんで教えてくれないの?」
ずるいっていうのも変な話だけど、自分だけ置いてかれたみたいで不安に思ってしまうわけですね。
双葉にしたら、そんなことで引き下がるわけにはいきません。
だって気になるっていうか、悠里が洸の秘密を知っているなんて悔しいわけですよ。
好きな人のこと、自分が一番知っていたいじゃないですか。
双葉「あとやっぱり、洸が変わった理由が知りたい。
もうあの頃の洸は探してない。ちゃんと今の洸を知りたいだけ。全部知りたい」
双葉、積極的です!
ちょっとデリカシーに欠けるよ、って思う人もいるかもしれないけど、
私はいいと思うんです、グイグイいくの。
もしそれで相手がはぐらかすようなら、自分のことを信頼していないって分かるし、教えてくれたら…ちょっと脈あり?
聞きたい事を遠慮していても、何も始まらないと思うんです。
洸「たいていの奴はある程度話して、それからはぐらかせば、
それ以上は踏み込んでこないのに。おまえってすげーな」
ほらね。効果あり、ですよ。
洸は双葉の手を取り、双葉をある部屋へ連れていくのです。
■自分のことばっかり考えて焦った双葉の涙からの……!
双葉が見たものは仏壇、それは洸の母親の位牌でした。
とまどいを隠せない双葉を見て、洸が言います。
洸「槙田もいまのお前とまったく同じ顔してた」
あのとき、悠里は床に転がったじゃがいもを拾ったときに仏壇を見て、洸の母親のことを知った、ということだったのです。
「悠里はきっとこの事を勝手には言いづらくて、何もないって言ったんだ。
なのに私は二人の関係に焦りまくって。
洸も悠里も自分以外の人の気持ちをちゃんと考えているのに、
私は自分のことばっかりだな」
……双葉は涙を流します。
洸と悠里のことは早とちりではあったわけですが、好きなんだもん、そういう妄想が広がるよね。
そして、涙を流す双葉の頭を、洸はそっとなで始めます。
うわーーー。嬉しい。泣いているときの頭ナデナデは嬉しいです。
ところが今回、それだけじゃありませんよっ。
双葉は洸の服の端をつかみます。
双葉「学校やめないよね? 洸はみんなと一緒にいたくないの?
私は洸と一緒にいたいよ」
もはや告白レベルの発言っ!!!!
悠里とのことも不安だったであろう双葉が、いつにも増して素直で積極的になっていますよ。
あとね、女の子が男の子の服をつかむのってね、好意ある証拠ですよ。(酔っぱらった人とかはのぞいてください)
ほんとは腕とかつかみたいけど、つかめないじゃないですか。女の子からはやりにくいのです。
だから服なんですよ。正直、なんとも思ってなければつかみません。
そしてね、素直な気持ちを伝えるのは一番効果ありです。
双葉の頭をなでていた洸の手が、双葉の顔へ移る。
双葉の目もとから流れる涙を、そっとぬぐい、
じっと見つめながら、その手は頬へ……。
うわああああ。いい感じすぎる!
頬をさわるって…そのあとはアレですか、何ですか!?
ところが!そこへお兄さん=田中先生登場で、いったんラブモードは終了。おしいっ!
洸はこのシチュエーションを思い返して、「何やってんだ、俺…」と照れます。
か、かわいい………!萌えた。
■田中先生と洸の関係
洸がバイトに出かけてしまい、田中先生の車で送ってもらうことになった双葉。
そこで田中先生から洸との話を聞くことになります。
母親が病気になって入院したとき、自分が先生になったばかりだったことや、
どんどんやせていく母親を見ていられずに、病院にもあまりいけず、
洸に全部任せてしまったことで、自分は洸に許してもらえていない。
田中先生は自分が洸に恨まれているのだ、と感じていたのです。
それでも洸は本当は優しい。
田中先生も、双葉ももちろん、それを知っています。
母親を失った洸は、また同じように失うことが怖いから、大事なものを作りたくなかったのだ。
双葉の知らない、洸の過ごした中学時代が分かったことで、いまの洸を知ることができた。
洸の精神的に弱い部分が見えたことで、なんだか守りたくなってくるよね。
そして絶対そばにいたい、って強く思う。
双葉の好きっていう思いがもっと強まった瞬間だと思います。
友情を超越している双葉と悠里のライバル関係
次の日、双葉は悠里に謝罪します。
悠里は洸の母親のことを勝手に言わないようにしたのに、
自分がそうとは知らずに焦ってもやもやしていたことを。
そんな自分がみっともなかったことを。すると、悠里が答えました。
悠里「そんなの私も同じだよ。私だって双葉ちゃんが馬渕くんと仲良くしているの見るたびに、自分のほうが不利な気がしてすごく不安になるもん。
恨みっこなしって言い出したのは私なのに、本当はいつもうらやましくて、いつも不安だもん。
馬渕くんのお母さんのこと、双葉ちゃんに言わなかったのは、双葉ちゃんより特別になりたかったって気持ちもあったの。
だから双葉ちゃんにそんなふうに謝られるとつらい。ごめんね…」
なんていい子だ!!!!
正直者すぎるっていうか、こんなに正々堂々とした恋のライバル…。
自分のよこしまな気持ちを少しも隠さず、どう思っていたのかをさらけ出してしまう。
好きな人がかぶったのは辛いことかもしれないけど、こんなふうにお互いを思い合える仲なんて、正直うらやましい!
恋人はわりとあっさりできるかもしれない。
でもこんな友達って普通はできないと思います。
洸との距離も近づきつつあり、恋敵とも友情を失う事もなく、むしろ強い絆で結ばれた双葉。
自分で変わりたいと思って努力したこと、結果に出てきていますよね。
やっぱり前向きって大事だなあ。
恋も友情も目が離せない「アオハライド」。いよいよクライマックスが近づいております!
(小林美姫)