うっかり! - 田中要次

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 木村拓哉主演の人気ドラマ「HERO」(フジテレビ系)にマスター役で出演している俳優の田中要次が29日、都内で行われた映画『チング 永遠の絆』のトークイベントに登壇。司会者から本作の見どころを尋ねられ、同ドラマの名ゼリフ「あるよ」と答える演出を用意されたが、うっかり言い忘れて赤面する一幕があった。

 本作は、『友へ チング』から12年の時を経て続編として製作された韓国映画。裏社会で生きる3世代にわたる男たちの過酷な運命を描いた作品で、田中はこの日、暴走族だった過去を持つ宇梶剛士とアウトロー面を買われてイベントに出席。宇梶と映画について仲良くトークを繰り広げた。

 だが、途中、本作の見どころを尋ねられるも「あるよ」を言い忘れ、司会者から「田中さんの決めゼリフで決めてほしかったのに」と言い寄られると赤面。宇梶からも「唯一これはやろうって話だったのに」と冷やかされると、「もう1回やり直していい?」と苦笑いで懇願。司会者が「お二人のこだわりの生き方というのはありますか?」と聞き直すと、改めて「あるよ」と答え、客席から拍手を受けた。

 田中はほっとした様子で「このセリフで仕事をさせてもらっているんですけども、『HERO』も前回のドラマから13年後。この映画に何かしらのシンパシーを感じている。そちらの方もよろしく」とちゃっかりPRしていた。(取材・文:名鹿祥史)

映画『チング 永遠の絆』は9月6日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国公開