むき出しのハードディスクを衝撃、水、ホコリから守るアイテム「3.5"HDD専用プロテクションケース HDD Guard Pro1」(センチュリー)

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デジタル社会化によって、企業はもちろん個人のプライベートなデータも多くがデジタル化している今。それをいかに安全に保存するかが肝要である。まして、外に持ち出すときには神経を使うもの。「万が一壊したらどうしよう」と思うと心配でならないだろう。そこで、普段ハードディスクにデータを保存したり持ち運ぶ人のために、安全第一を目的としたアイテムがこのほど登場。さて、どんなものか――

それは、「3.5"HDD専用プロテクションケース HDD Guard Pro1」(センチュリー)というブラックのハードケースだ。耐衝撃、防水、防塵(IP65相当)で、自動気圧弁、施錠機能もある。しっかり敷き詰められたクッションに、たった一個のハードディスクを収納するわけ。知らない人はどんだけ大事なものなのかと思うことだろうが、データは本当に大事なのである。

実際ハードディスクのデータ輸送、保存で故障の原因となり得ることは何か。センチュリーに聞いてみた。
「輸送中の衝撃による故障や、雨などによる水分、ホコリの付着による故障が考えられます」

ハードディスクは衝撃に弱いとよく言われるが、ホコリ、水の混入もデータ損傷、不具の原因となるのか。
「ハードディスクは基板部がむき出しになっているので、水に濡れたまま使用するとショートしてしまい、それが故障原因になります。また、ホコリなども湿気を含むと同様にショートします」

ホコリもショートを引き起こしかねないとは……。とても勉強になります。

ところで、同製品は大容量のデータをやり取りすることが多いビジネスシーンでの使用がおもに想定されているようだが、個人の一般ユーザーが使用するメリットはあるか。
「ハードディスクは従来のハードディスクケースの中に入れて使用することが多かったのですが、現在は当社の『裸族のお立ち台シリーズ』のように、ハードディスクをむき出しのまま使うことが増えています」
「こうした使用方法では、一般ユーザーの場合も、ハードディスクを単体で持ち運びする機会があり得るのです」

なるほど、確かにUSBメモリーのようにパソコンの外側に挿入したり、外付けコネクタ台にむき出し状態でセットするユーザーが最近増えてきたように思う。パソコン内や外付けケースに組み込むより、そのほうが便利だから。

個人ユーザーにおけるこうしたデータ保存用のハードディスク使用の背景には、端末の進化によって高画質化した静止画、動画を内蔵ハードディスクに保存していくと、すぐに容量がいっぱいになってしまうという事情がある。そこで、バルクのハードディスクに移し替えるユーザーがいるのだ。だが、ハードディスクは大容量なわりに安価な反面、衝撃やホコリ、水に弱い。だから、厳重に守る必要があるわけ。

ハードディスクを持ち運んだり、長期保存している一般ユーザーさん、くれぐれも大事にあつかってくださいね!!
(羽石竜示)