スマホに"ポンッ"とスタンプを押すと……

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待ちに待ったライヴ当日――「おや、ライヴチケットが無いぞ。大切に手帳に挟んでおいたはずなのに……ないないない! どこにもない!」なんて、冷や汗をかいた経験がある方もいるのでは?

でも今後、チケットをなくすような心配は必要なくなるかもしれません。

というのも、紙のチケットに変わる、新たな電子チケットサービスが開発されたからです。

■スマホに直接スタンプを!? 新しい電子チケット
実はこれが登場する以前も、ケータイやスマホを使った電子チケットシステムは存在していました。でもそれらは、QRコードを使ったものがほとんど。QRコードはデバイス問わず使えて便利なのですが、その半面、読み取りに電源とインターネット環境を使用する機材が必要だったり、転送ができるために不正利用しやすかったりという欠点がありました。

そこで登場したのが、こちらのシステム。

これは、チケット情報が入ったスマホの画面を入場時に見せ、係員からスタンプを押されると、画面上のチケットに入場スタンプが表示されるという仕組み。スタンプは物理的に存在するものですが、インクはついていないので、画面が汚れるなんてことはありません。

このスタンプ不思議ですよね! インクなしで画面の中にスタンプ押せるなんて、何回でもやりたくなりそうです。

このスタンプ方式だと、端末とチケットを紐づけることができるので不正な転送が防止できるというメリットが。また、このシステムを利用すれば、スタンプだけで入場管理ができるので、チケット改札や機材などを用意する必要がなく、運営側としても嬉しいですね。

■実際にスタンプを押された感想は?
こちらの電子チケットは、6月3日(火)・4日(水)に行われるコブクロの大阪城ホール公演において、動員数の約半数となる8,000人ほどが利用する予定とのことです。
初日は、本日の17時30分から入場開始。早くもスタンプを押された人の声があがっています。
「噂のスタンプされた! 入場スムーズ」
「初めてで不安だったけど、大丈夫だった!」
「あっさり入場。仕組みが知りたい」
などなど。

ちなみにグループにスマホを持っている人がいれば、その端末に複数枚チケットを表示することができるので、スマホを持っていなくても大丈夫。

このチケットシステムを使って入場した方限定で、ライブの内容が思い出として残せる「メモリアルコレクション」というコンテンツが提供されるそうです。このコンテンツでは、アーティスト情報の配信やチケット先行販売が受けられるとのこと。

いやはや、なんて未来なんだ。
スマホで何でもできる時代になってきているけれど、今度はその肝心なスマホをなくさないように、何かで管理してもらわなくては!
(今吉フハッ)