1年間に読んだ本がパッとわかるブックジャーナルはこれだ!

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村上春樹の著書「ノルウェイの森」を読んだのだは、たしか中学生のときだっただろうか。はっきりいって内容は断片的にしか覚えていない。いや、この本に限らず、昔読んだ本について、当時の自分がどう感じていたのか…。今読んでみたら、当時とまったく違う感覚を覚えるのだろう。

さて。私には読んだものを記録しておく、という概念がなかったわけだが、そんな自分にもこれはいいかも! と思うアイテムが、この春発売された。

本好きのための読書ノート『本よむEDiT - Reading EDiT -』だ。これは、読んだ本の情報や感想、印象に残った言葉などを書き込むために作られたノート。機能的&おしゃれなデザインの手帳を数々生み出しているマークスが企画・販売し、同社の1日1ページタイプの手帳で人気の高い「EDiT」の仲間として誕生した。

さっそく『本よむEDiT - Reading EDiT -』を企画した経緯について、マークス企画開発担当、佐倉由枝さん聞いてみると…。

「もともと『EDiT』はワーキングパーソンのON&OFFの生活をクリエイティブにするパートナーでありたいと考えています。1日1ページ手帳『EDiT』は仕事に使われる方もいらっしゃれば、プライベートの日記や読書ノートとして、使っていらっしゃる方もいます。 とはいえ、多くの『EDiT』ユーザーは仕事に忙しい毎日で、インプットのOFF&遊びの時間が後回しにされがち。人生を編集=EDiTしていくことがコンセプトのブランドとして、もっとOFF&遊びの時間を楽しみ、その体験を自分化して自分の世界を広げていただくためのものが作れないか、と考え、このノートを作ることにしました。『EDiT』の手帳を仕事のパートナーに、『本よむEDiT』はプライベートの親友にしてもらえれば、と思っています」(マークス/佐倉さん)

この本をつくるにあたって、特にこだわった部分についても教えてくれた。

「まずデザインは、大人のためのノートとして、また読書ノートとして設計した、上質で本のようなたたずまいのある仕様とデザインにこだわりました」(マークス/佐倉さん)

たしかに書籍サイズの「本のようなたたずまい」で、丸い背表紙も上品。色はブルー、ブラック、グレージュの3種類あり、ブルーやグレージュは爽やかでおしゃれだし、趣を感じさせるブラックは使っているうちにいい味が出そう。

「本文のフォーマットやページ構成にもこだわりました。1冊の本について記載する『ブックジャーナル』のページは手帳と同じく、さりげないガイドラインはつくりつつ“自由”なフォーマットに仕上げました。読書記録のための感想、引用、キーワードの3つの記入スペースには、ドット罫を使いつつ、3つの区分けに縛られずに使用できるようにしています」(マークス/佐倉さん)

こんなふうに、文字だけに限らず、写真を入れたりしながら、自分次第で楽しめるのもポイントかもしれない。

「『ブックジャーナル』には合計62冊分の記録が書けます。また、このページ以外にも、読書を通して心を揺り動かされた言葉を集めて自分自身の『アフォリズム(格言)』をつくるページと、読んだ本全体が時系列&ジャンル別に俯瞰して見れる『読書リスト』のページが特長です」(マークス/佐倉さん)

読書リストは、1年間に読んだ自分の本が、ぱっと一目でわかる仕組みになっているのがいい。これらのページのほか、行きつけや、行ってみたい本屋をリスト化できる「ブックストア・アドレス」や、好きな本をまとめて書きとめられる「お気に入りの本リスト」のページなどもあり、充実のコンテンツだ。

自分で読書ノートをつけている人もいると思うけれど、自分からはなかなか、という人には、『本よむEDiT - Reading EDiT -』は特にぴったり。デザインもステキなので、気分も上がる!!

ちなみに、旅の物語をつくるノート『旅するEDiT - Traveling EDiT -』も同時発売されており、こちらも旅好きは要チェック。

『本よむEDiT - Reading EDiT -』『旅するEDiT - Traveling EDiT -』はいずれも「MARK’STYLE TOKYO 表参道ヒルズ店」の他、マークスのオンラインショプなどで購入できる。

マークスの佐倉さんは「本と旅、2つのテーマを選んだのは、前述したEDiTのコンセプトでもある、人生を編集していくために、これらが欠かせない要素だと考えているから」と語る。日記みたいに、後から読み返す楽しみも大きいはず。人生の編集……はじめてみようかな! 
(田辺 香)