ドバイのイメージはほかでもない、「ザ・セレブ」。皆さんは「ドバイ」と聞くとどういうイメージをもっているだろうか?

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「ザ・●●」、「ザ・○○」のように、それ以外のなにものでもないものを”The”をつけていうことが多いけれど、ドバイのイメージはほかでもない、「ザ・セレブ」。皆さんは「ドバイ」と聞くとどういうイメージをもっているだろうか? 

私のイメージは、オイルマネーでウハウハ、超高級ホテルや最上級のサービス、ビーチリゾート、セレブがバカンスで遊びに行く……など、とにかくラグジュアリーで、この世の豪華を詰め合わせたみたいなリアル夢の国! そんなイメージがある。

世界一の高さを誇る超高層ビル「バージ・カリファ」や宇宙からも見える噴水「ドバイ・ファウンテン」、2020年には万博の開催が決定するなど、最近の話題には事欠かないドバイ。

ん? ちょっと待てよ。世界史を勉強してたのははるか昔、高校生。「ドバイ」はテレビやニュースでよく聞くけれど、実態がよくわかっていなかったことに今さら気づく。根本的なことから……ことば、通じるの? 日本からの旅行ツアーってメジャーなの? というか「ドバイ」ってそもそもなんなの? 国なの? 

ドバイに関して、わからないことだらけ……! ここはいっちょ調べてみますか! 

■「ドバイ」はまさかの国の名前かつ都市の名前だった! 
ドバイの正式名は「ドバイ首長国」で、アラブ首長国連邦(いわゆる「UAE」)を構成する首長国のひとつだ。そのドバイ首長国の首都が「ドバイ」という都市、らしい。ちなみに「連邦国家」とは複数の国・地域が結合してある程度の権限を持つ地方政府と、統一国家を代表する中央政府を組織した「連邦制」をとる国家のこと。

聞きなれない単語と漢字の連発で置いていかれた方のためにまとめると……、ドバイはれっきとした「国」でその首都もまた「ドバイ」、ということ。ややこしいわっ!! おもわずツッコミを入れてしまった。

■ビザなしで行けるドバイ!? 秘密の楽しみ方!
次にドバイへの訪問について。お仕事などで世界を飛び回る方が、ヨーロッパ圏に行く途中でちょっと立ち寄る、ということが多いドバイ。ところで、旅行でドバイに行ったっていう人、まわりで聞いたことはあるだろうか? 「ちょっとドバイ行って来てさー!」 とか、 「ふらっとドバイ寄ってみたんだけどー」などと言われたらなんかカッコ良い。ただ残念ながら、筆者のまわりでは聞いたことがない。

ここで衝撃事実。なんとドバイはビザが不要(※30日間の観光に限る)! パスポートだけで入国がOKなのだ。中東の国は日本からの入国でもビザが必要なところが多い。そんな、軒並みビザが必要な中近東にあるのにもかかわらず、ドバイはビザが必要ないのだ! ビザってなに? それっておいしいの? って思った人も、これでもう問題ナシ! 

さて、そんなフラっとビジネスついでの訪問客も多いドバイ、もちろんしっかりした観光スポットも満載だ。 

初めてのドバイで、かつ観光名所を十分楽しみたいならばツアーがオススメ。デザート・サファリ(砂漠ツアー)がしたいなら、交通手段となる4WDの手配などが組み込まれたツアーを利用するのがお手軽だ。ガチガチに日程が決まったツアーなんて嫌だ、という人も、「飛行機+ホテル+半日観光・デザートサファリ」のみがついていてあとはフリータイムという自由度の高いツアーや、「飛行機+ホテル」のみが決まっていて、あとは好きなようにカスタマイズができるツアーなど、最近ではツアーの選択肢も広がっている模様。

トランジットするだけなのに、1泊していくビジネスパーソンも増えているというし、気軽に楽しめるのもドバイの魅力だ。「ドバイ経由イギリス行き」、こう聞くだけでもワクワクしてきた。

■そもそも何語使ってるの? 
そして、やはり言語が不便だとせっかく行ってもちょっと……、となってしまう。気になる言語はというと……公用語はアラビア語。あー、あのウネウネしてるやつか。失礼な話、あれを文字として認識できること自体が奇跡だと思ってしまう……。自信満々で言うが、アラビア語はもちろんしゃべれないし、読むこともできない!

が、そこもスケールがデカい、ザ・ドバイ! ドバイはもともと多民族国家なので、英語が日常的に使われている。東南アジアのリゾートのように、一部のおみやげやさんだけ通じるというわけではない。はっきり言えば、ドバイで英語が通じない人は原則いないのだ。80%以上が外国人で成り立っている社会ゆえ、英語がわからないと生きていけないというレベルだそう。英語が中学生並でも、伝家の宝刀カタコト英語&筆談でも大丈夫!

■ドバイは産業もITもイケイケ! 
ドバイって中東にあるし、中東といえば「砂漠」のイメージがある。しかしそんなドバイ、今は国内全体で産業の多角化を進めいて、「世界都市ランキング」で世界27位の都市に選ばれたり、ドバイのITの拠点「ドバイメディアシティ」という超巨大なITシティも建設していたり(84本のビックタワーが建設されるらしい!)と、都市の近代化もどんどんと進んでいる。
東南アジアにおける香港やシンガポールのような、中東における金融と流通、観光の一大拠点となることを目標にしているとのこと。簡単に言うと、スゴい国でイケてる! のだ。

昨年6月にはエミレーツ航空の羽田〜ドバイ便が就航、日本からのアクセスが格段に良くなったこともあるし、ドバイに行きたい病も日増しに高まる!
もう自分がドバイに訪問する妄想が広がりすぎて止まらないし、夏休みまで待つ自信がない……! ということで、ちょっと旅行会社、行ってきます!

※本日の仕事は手につかないため、閉店しました。