fumikaの動画が泣けると話題！ どのくらい泣けるか検証してみた。
「センパイ、ストレス解消には思いっきり泣くのがいいみたいですよ」
後輩がコーヒーを飲みながらこう言った。
ほうほう。涙にはストレスを老廃物として体外に排出する効果があるとは聞いていたものの、ここ数年顔がぐちゃぐちゃになるくらい泣いた記憶なんて……記憶がない。泣き方を忘れた非情なヤツみたいになっているが、どうやったら思いっきり泣けるものか……。
・エントリーNo.1：fumikaの動画
・エントリーNo.2：『鉄道員』の映画
・エントリーNo.3：『タイタニック』の映画
・エントリーNo.4：玉ねぎ10個
・エントリーNo.5：あくび30回
はてさて、No.4の「玉ねぎ10個」とNo.5の「あくび30回」なんてバカにしているとしか思えないが、面白そうだったので「なにが一番泣けるのか!?」を検証してみることにした。
【エントリーNo.1 ： fumikaの動画】
同僚の「インターネットオタク」が面白いことを言っていた。
E奈(女性)「最近ネットで『泣ける』って話題の動画があるんですよ。私まだ見られてないから、どうせだったらみんなで見てみません？」
聞けばこの動画、fumikaさんという歌手の動画。少し前にはパラパラ漫画の鉄拳さんとのコラボで話題になっていたらしい。どうせだったら一人ではなく、みんなで観ることにした。
せーの、でみんなでクリック。いざ鑑賞。（fumika 「Endless Road」youtubeより）
■結果
・号泣度 ： ★★★★★
・わかったこと ： ヤバい。
ヤバい、マジでヤバいっ！ これは泣いた。たった数分の動画なのに酸欠で頭が痛くなったほど。他のメンバーも5人中4人が号泣。「これで泣けないなんて、人間じゃないですよね」というレベルだった。
【エントリーNo.2： 『鉄道員』の映画を観る】
続いて――「泣ける」といえば映画。泣ける映画ってないものか、と探ると……。
C郎(男性)「俺、ほとんど泣いたことないんですけど『鉄道員』だけは観たときに号泣しちゃったっす」
たしかに、別の知人もそんなことを言っていた記憶がある。原作を読んだときに目頭があつくなった、とか。浅田次郎の世界が高倉健の深みある演技でさらに味わいを増すことは間違いなさそうである。
いざ鑑賞。（鉄道員 [DVD] amazonより）
■結果
・号泣度 ： ★★★★☆
・わかったこと ： とにかく感動して大量の涙が出た。が、長いっ!!
仕事と称して思い切り仕事中にこっそり見てみた。周りから泣き顔の写メを撮られて恥ずかしかった。
【エントリーNo.3： 『タイタニック』の映画を観る】
同じく映画シリーズで実験。
D美(女性)「号泣といったらこれでしょ！ 私中学生の時3回も映画館に観に行っちゃいました！」
こらこら、年がバレるからやめなさいと思いつつ。「タイタニック」といえば当時の興行収入映画史上最高を記録した名作中の名作。あまのじゃくな筆者はまだ見たことがなかった。
いざ鑑賞。（タイタニック [DVD] amazonより）
■結果
・号泣度 ： ★☆☆☆☆
・わかったこと ： 感動はしたが、涙が出るまでには至らず。
大作系ではあるが、筆者には届かなかった。やはり非情なのか？ それより何より、長いっ!! 「長すぎる！」それが感想であった。どこに感動ポイントがあったか、それは観てない方のために非公開。
【エントリーNo.4：玉ねぎ10個】
A子(女性)「要は、涙が出ればいいんですよね？ だったら玉ねぎのみじん切りでしょ！」
そりゃあ確かにそうなんだけどさ。筆者は普段料理をしないので、玉ねぎは切ったら誰でも涙が出るものなのかと、それはそれで興味がある。
さて、いざ実験。
■結果
・号泣度 ： ★☆☆☆☆
・わかったこと ： 涙は出るがそれよりなにより、目が痛いっ!!
なんなんだこれ、悔しいのでこの玉ねぎのみじんを持って、おいしいものを作ってくれる人を探してやろうと思う。
【エントリーNo.5：あくび30回】
B男(男性)「玉ねぎなんて切れる場所限られてるじゃないすか！ どこでも出来るんだったらあくびでしょ！」
あくび、だと……？ 聞いた時は全力でバカにしたが、まぁ、一理あるかも知れない。
さて、いざ実験。
■結果
・号泣度 ： ★★☆☆☆
・わかったこと ： 涙は出るが、アゴが痛いっ！
こんなに短時間にあくびなどしたことがない。やったことない方が大半だろうが、経験のない方はやってみるといい。アゴが痛くなることがわかる。
この実験が終わるまでかかった時間は2日だったが、最後のfumikaさんの動画が一番泣けた。思えば年度末からストレスが溜まっていたことも思い出す。やはり口コミの「スゴい」は本当にスゴい。カタルシスが緩みまくった。fumikaさんの動画は、サクッと観れたのでノンストレスでもあった。
この他にも「これは泣ける！ 是非試してみて欲しい！」という方法をお持ちの方は、筆者まで是非ご一報くださいませ。
（フランク・ロイド・ラッシュ）
