「相手の体臭や汗のニオイが間接的な原因となりパートナーと別れたことがありますか?」

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ニルヴァーナの名曲に「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」って曲があるじゃないですか? 「“10代の精神の匂い”っていいタイトルだな」と思ったものの、どうやらアメリカに「ティーンスピリット」というデオドラントがあるらしい。そうだったのか……。
兎にも角にも、この楽曲のおかげで「smell」という単語を覚えた気がする。

そして今、「スメハラ」なる言葉があるらしいです。これは、体臭や汗のニオイ等で周囲に不快感を与える“ハラスメント”の一種。近年、注目を集めている問題です。
そこで、セーレン株式会社が展開する高性能消臭アンダーウェアブランド「DEOEST(デオエスト)」は、20、30、40代(各130名)の社会人女性と、20〜50代社会人男性110名の計500人を対象に、「スメルハラスメント」に関する調査を実施しました。
夏に向けスルーできないこのデータ、ちょっと見ていきましょう!

まずは、職場編。「職場で異性の体臭や汗のニオイに不満を持ったことがありますか?」という設問の登場です。
結果、77,6%(「ある」43.8%、「少しある」33.8%の合計)の人が不満を持っていることがわかりました。また男女別に見ると、女性は全世代において8割以上の方が不満を表明している模様。やはり、男性より女性の方が不満を感じているのです。ですよね……。

もちろん、多くの人は自身のニオイに気を遣っているはず。そこで、この質問。「職場の異性のニオイ対策に不満を持ったことがありますか?」。
同設問への結果、要注目です。約7割(68%)の人がニオイ対策に不満を持ち、うち4割以上(44.2%)が対策不足に、2割以上(23.8%)が行っている対策の内容に不満を持っていることがわかりました。これまで実践してきている人も、自分のニオイ対策の内容を見直す必要があるかもしれません……。

では、どう見直せばよいかを知りたい。「異性のパートナーが行う体臭・汗のニオイ対策で、嫌なことは何ですか?」というクエスチョンの登場です。
そして、1位は予想通りでした。62.6%の票数を集める「フレグランス」が、断トツ不人気に。いや、私もこれで対策されるのは好きじゃないですね……。

続いては、結婚・恋愛編に突入! さぁ、いきなり行きましょう。「これまで恋人や結婚相手のニオイは気になりましたか?」。
ここでは、65%以上の人が「気になる」(「気になったことがある」28.2%、「少し気になったことがある」38.3%の合計)と答えています。

では、もっと突っ込んで聞きます。「これまで恋人や結婚相手の体臭や汗のニオイに悩まされたことがありますか?」。
ここで出た結果を機に、自分のニオイを再確認したくなりましたよ……。11.5%の人が「悩まされたことがある」と答え、23.7%の人が「少し悩まされたことがある」と回答しているんです。要するに、約3人に1人が「不満を持ったことがある」なわけで! 大丈夫だったか、今までの自分……。

そして、いよいよこんな質問を。「相手の体臭や汗のニオイが間接的な原因となりパートナーと別れたことがありますか?」。
……出ました。「はい」回答は3.3%で、「ニオイも原因のひとつ」回答は15.7%。約5人に1人が、「ニオイ」を別れの原因にしているのです! 年代別に見ると、ニオイによる別離経験者は20〜30代に多く、「スメハラ」は恋愛に大きな影響を及ぼしていることもわかっています。

しかし皆、即、キレたり別れたりしてるわけじゃないだろうに。そこで、こんな質問を。「体臭・汗のニオイ対策で不快に感じた際に相手にそれを伝えますか。我慢しますか?」。
結果、「我慢する」は34.4%で「どちらかと言えば我慢する」は47.8%。なるほど、8割以上の人は不満を我慢し、伝えられていないのだな。ということは、自覚のないスメハラが世間を横行しているというわけです。もしかしたら、私も……。

では、具体策を練っていきましょうよ。「異性に求めるニオイはどれですか?」という質問への回答を参考にしていきたいと思います。そして、ここではやはり「無臭」(75.2%)が圧倒的な人気を獲得した模様。
「異性のパートナーに行ってほしいニオイ対策は何ですか?」という設問でも、「ニオイを取る」が51.8%で、「どちらかと言えばニオイを取る」が38.2%を占めている模様。

もう、おわかりですよね? 「別のニオイでごまかす」のではなく、まず「ニオイを取る」。すなわち「無臭」を目指すことが、周囲に対する最善の配慮なのです。“上書き”ではなく、“消去”! 心がけていきたいですね。
(寺西ジャジューカ)