パッケージを開けると、ミルキーを連想させる甘い香りの線香が。食べちゃ、ダメ!

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様々な商品には、いわゆる“コラボもの”的なアイテムが多数見受けられます。……が、正直言って必然性に疑問符が付く物も少なくないと思う。例えば、J◯ーグ黎明期に発売された『J◯―グカレー』なんて、当時中学生だった私でも「えっ?」って二度見したもの……。

いや、無闇に毒をまき散らしたいわけではなくてですね。今回、非常に合点の行くコラボ商品を発見したので、ご紹介したくなったのです。ローソクメーカーの「カメヤマ株式会社」が発表しているのは、不二家とのコラボアイテム! その名も『ミルキー線香』であります。
ミルキーが好きだった故人や幼い仏様のお供えとして、また幼いお子様がお仏壇に手を合わせる習慣をつけていただきやすいようにと思い、不二家様とコラボさせていただきました。幼いお子様がお仏壇と向き合うので『幼児の情操教育』という観点からもプラスの効果が期待されますし、“自分専用のお線香”があればお子様もきっと喜んでいただけます」(カメヤマ株式会社・担当者)

ね? 非常に意義がある! そしてもちろん、可愛らしさについても留意している。決して、損なうわけにはいきません。というわけで、画像をご覧ください。……カワイイッ! 普通にキャンディが入ってそうじゃないですか。
しかし封を開けてみると、しっかり線香が入ってました。もちろん、パッケージにはでっかく「食べられません」の文字が。油断してると、食べちゃいそうだもんな……。

というわけで、気になりますよね? 果たして、どんな香りがするのか。
ミルキーを連想するようなほんのり甘い香りがします」(カメヤマ株式会社・担当者)

早速、私も試してみたいと思います! さて、箱の中から一本手に取りました。……この時点で、もう通常の線香と趣が異なる。どちらかと言うと、アロマ的な香りが漂ってきます。
では、火を点けますね。……あぁ、しっかりと線香らしいテイストは残っていました。線香らしい重厚な香りはありつつ、その中に“甘さ”や“チャーミングさ”が盛り込まれているという雰囲気。もっと大味な甘ったるさがあるかと思いきや、決して本分を見失ってはいませんでした。でも、やっぱり馴染みやすさもある。はっきりと若者世代が「いい香りだ」と実感できるものになっていると思います。日常生活の潤いや癒やし目的でも、利用してみたいかも。

そんな『ミルキー線香』に関して、以下のような声が上がっている模様。
・「パッケージが可愛らしくて、お線香とは思えません。香りもイメージ通りです」
・「ミルキーを初めて味わった気持ちを思い出してくれるでしょう」
・「幼くして亡くなった弟の為にと購入しました。とても可愛らしく、意外性抜群です」
・「可愛らしく甘いものが大好きなので、行事でとても喜びました。こういった夢のある商品はずっとあってくれたら嬉しいと思います」
・「このパッケージ、グッときます」
・「お彼岸に、早速焚いてみました。ほんのり甘い香り、嬉しくなりました」
・「箱を開けた瞬間、甘い香りが漂って懐かしい気持ちになりました。焚いた時の方が本物らしい香りです。可愛いパッケージなので、これを持って子供とお墓参りに行くことにしました」

やはり女性とお子様にウケがいいのかな?
「女性を中心として、幅広い年齢層にご利用いただいているようです」(カメヤマ株式会社・担当者)
男性やお年寄りも、嫌いじゃないのですね。うん、焚いて嗅げば、納得です。

現在、全国の仏壇・仏具店、直営通販サイトより購入することができる『ミルキー線香』の希望小売価格は630円(税込)。

線香とはまだ馴染みのない若い世代が試しに買ってみても、面白いと思いますよ。
(寺西ジャジューカ)