とても金庫には見えない

写真拡大 (全4枚)

昔、不良マンガでこういう場面を見ませんでしたか?

不良 「おい、金出せよ」
真面目 「持ってないです……」
不良 「おまえ、飛んでみろ」
真面目 (ジャンプすると"チャリンチャリン"音が鳴る)
不良 「持ってんじゃねえか、コラ」
真面目 「スミマセン!」

持ってないふりをしてたのに、不良にはお見通しだったという。だからこそ、いろんな策が考案されてきました。靴の中に隠しておくだとか、なんだとか。

では、空き巣が入ったらどうします? もしくは、身内にバレたくない貴重品(へそくり等)だってあるかもしれないじゃないですか。その辺、堂々と置いとくわけにはいかないし。

というわけで、このアイテムを。株式会社ドスパラから発売されているのは、その名も『ブック型 簡易金庫 DN-10300』!
画像をご覧ください。こんな辞書が本棚にある人って、頭が良さそう! 私なんて、大学卒業を機に英語辞書は捨ててしまいました。何をやってるんだ……。

そんな話はどうでも良くて、とにかくこの辞書に注目。実は、辞書じゃないんです。カパッと開くと、中にはスペースしかない。ここに貴重品を入れてくださいな! 家族に見つかりたくないへそくりでもいいし、ここでは言えないようなマイツールをぶっ込むのも良し。いや、奥さんとか彼女とか母親とか息子・娘に対し、何かしらの秘密がない方が僕はおかしいと思うんですよね。
「やはり、この中にへそくりを隠している人が多いみたいです」(同社・担当者)
私だったら、他にも隠したいものがいっぱいある……。

というわけで、この辞書(金庫)を私も取り寄せてみました! 手にとってみると、感触と風合いは完全に辞書。重厚なハードカバーで覆われています。
当然のようにページを開くと、まず現れるは金属のフタ。ここを開くと、スチール製の収納部分が出現! 皆さんお馴染みの辞書サイズが、そのまま金庫になったとお考えください。

これを、試しに本棚に収めてみました。……あらぁ、素敵! 頭のいい人みたい。棚のグレードが一気に高まったし、誰も辞書だとは気が付かないはず。
もし、不意に手に取った人がいたとしましょうよ。でも、鍵付きなんで開けられる心配はない。いや、よく考えてください。人の本棚を見て「これ、面白そうだな」と辞書を手に取る人はなかなかいないと思うのです。良かった、この金庫の表紙がアイドルの写真集とかじゃなくて。

そんな『ブック型 簡易金庫 DN-10300』は、同社の直営通販サイト「上海問屋」にて購入できます。価格は税抜きで1,428円。

「『見た目以上に頑丈さを感じました』、『面白い!』、『安心して大切なものを入れられます』といった反響が寄せられています」(担当者)
安心して大切なものを入れられる、確かに。私は隠し事が多い人間なんで、あと2冊くらい欲しいかも。……いや、同じ辞書を2冊も3冊も持ってる人はいないだろう。それは、逆に不自然になっちゃいますね。
(寺西ジャジューカ)