映画監督デビューに意気込む関根勤

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 人気タレントの関根勤が15日、都内で会見を開き、芸能生活40年を記念して映画監督に初挑戦することを発表した。関根は「(クエンティン・)タランティーノに『ワンダフル』とつぶやかれるような世界的なヒット作になれば」と意気込みを語った。会見には、主演の温水洋一、村松利史、酒井敏也も出席した。

 「30年くらい前から一つの夢として、妄想として、映画を撮りたいと思っていた」という関根は、監督挑戦への経緯について「それが最近芸人さんが監督をやるようになったので、チャンスがあれば自分も撮りたいなと真剣に思うようになった」と説明。

 温水、村松、酒井の起用に関しては「三人の大ファン。どうしてもこの三人を中心に映画を撮りたいなって思って、すぐに浮かんだ」と語り、「内容もSFをやろうって。宇宙ものは金がかかるから地底ものでいこうってね。一番心配だったのはオファーを受けていただけるかどうかだった。まあ、くだらない内容だしね」と冗談を交えて振り返った。

 また、関根いわく「他の監督では絶対できないキャスティング」として、明石家さんま、タモリ、小堺一機らお笑い界の大御所や、YOU、実娘でもあるタレントの関根麻里ら豪華キャストが集結しているのも本作の見どころの一つ。さらに岩井ジョニ男、飯尾和樹、天野ひろゆき、ウド鈴木ら、関根と同じ浅井企画の面々も出演する。初日の撮影を終えた温水は「的確に演出していただいて、現場はすごく楽しい。安心して仕事ができる」と関根の監督ぶりを絶賛していた。

 関根の初監督映画『騒音 Noise(仮)』は、地底人と戦うことになったさえないオヤジたちの想定外の活躍を描くSFコメディー。関根が番組MCを務めるチャンネルNECOのオリジナル映画番組「映画ちゃん」内で企画されたもので、同番組では撮影から公開まで密着し、その模様を半年にわたって放送する予定もあるという。(取材・文:名鹿祥史)

映画『騒音 Noise(仮)』は2014年公開予定