故宮の「翠玉白菜」「豚の角煮」が高級チョコレートに/台湾・台北

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(台北 30日 中央社)国立故宮博物院(台北市)に収蔵されている国宝級の文化財をかたどった高級チョコレートのセットが、「多宝格チョコレート」の名で来年1月20日からチャイナエアライン(中華航空)の日本路線と中国大陸路線で発売されることになった。

このチョコレートは機内食専門の華膳空厨(チャイナ・パシフィック・ケータリング・サービス)が考案したもの。同社では2年前、文化的意義の高い新商品の開発に取り組むことになり、故宮博物院で台湾内外の観光客に人気の高い「翠玉白菜」(=写真左)「肉形石」「嬰児枕」「象牙彫獅形紙鎮」「宗周鐘」「錯金銀双洋尊」の中華文化を代表する文化財6点を選んで“国宝チョコレート”を作ることにした。

製作にあたって同社の調理師らは故宮博物院に何度も足を運び、本物をいろいろな角度から観察してチョコレートの図案を練ったという。また、精巧に仕上げてそっくりに見せるため、チョコレートの型取り用器具もベルギーの専門工場に特別に依頼。原料もフランスから輸入しており、型への流し込みから色つけまですべて手作りで1日の生産量は300個50箱分。価格は1個あたり140台湾元(490円)近くとなる。

この国宝チョコレートセットのパッケージはドイツのレッドドットデザイン賞を受賞した六角形のケースで、6種類のチョコレートそれぞれの製作工程を紹介する中国語・英語・日本語の説明書がついている。「翠玉白菜」はチョコレートとホワイトチョコを使用、粉末食用色素で深い緑から明るい緑へとグラデーションをつけてみずみずしい白菜を表現、表面には本物同様に小さな虫がデザインされており、「肉形石」はチョコレートとミルクチョコを使用、暗い赤みを帯びたチョコレートの色で豚肉の層を表しているという。

(汪淑芬/編集:谷口一康)