意外と繊細!?「酒グセの悪い人」の理由・4つ

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大学生の皆さんは、サークルなどの飲み会に参加することも多いと思いますが、お酒を覚えてすぐの時は、いろいろと失敗してしまうこともありますよね。急性アルコール中毒などへの注意はもちろんですが、酔ってひどく下品になったり、愚痴をまき散らしたり、泣いたり怒ったり、「酒癖の悪さ」を露呈してしまうことも。好き放題にやりすぎて、「あいつとは一緒に飲みたくない」と煙たがられてしまう…なんて事態を防ぐために、今回は「酒癖の悪さ」の原因と対処法を紹介したいと思います。

■1.普段と「キャラ」が変わりすぎる人は

例えば、普段は上品な感じの人なのに、お酒が入ると途端に豪快になる人、普段は温厚なのに、酔うと毒舌をまき散らす人などですね。

アルコールは理性や緊張をゆるめるため、お酒を飲むと、人は日頃抱いている感情や、本性をさらけだしやすくなります。このことから、お酒を飲んで態度や様子が大きく変わる人は、「普段、我慢していることが多い人」「理性で本性を押さえつけている人」が多いと言われます。お酒を飲んだときだけ、あまりにキャラが変わる……というのは、他人にマイナスのギャップを与えてしまうこともあるので要注意。こうした人は、普段からもう少し本音で生きてみる、というのも1つの方法ですが、運動、スポーツ観戦、カラオケや、日記に綴ったり、気兼ねのない相手に喋らせてもらったりするなど、別の方法で感情を発散させるのも効果的です。

■2.つい「自慢話」ばかりしてしまう人は

また、酔うと「自慢話」ばかりする人もいます。自己顕示欲が強い人に思われがちですが、こうした行動は、むしろ「コンプレックスの裏返し」である可能性も。繊細で悩みやすかったり、自信を持てていなかったりするものの、素直に「自分はダメだ」「悩みがあって」とは言えないために、お酒に頼って、ちょっと歪んだ形で表現してしまっているケースですね。こうした人は、普段から、本音を話しても影響のない全くの第三者や、信頼できる話し相手を見つけておくのがおすすめです。逆に、もし好きな人が酔って自慢話をしているときには、「頑張ってるんですね」などと優しく接してあげると、「いや、実はね……」と、素直な気持ちを聞けて、ぐんと距離は縮まるかもしれません。

■3.お酒を「強要」してしまう人は

また、「酔うと、やたらお酒をすすめてくる人」も、迷惑がられることが多いもの。寂しがりで、「相手ともっと心を開いて仲良くなりたい」とから……という場合も多いですが、あまり強引に強要する場合は、心の奥に秘めた「他人への攻撃本能」を発散させている、ということもあるので要注意です。この場合、1と同様ですが、別に発散させる手段を持つのがおすすめです。

■4.周囲に全く気を遣わなくなる人は

周囲に先輩や目上の人がいても、お酌すらしようとせず、好き放題酔って、周囲にお酌をされたり、世話をされてばかりという人もいます。『つい、そうしてしまう心理学(深堀元文著 日本実業出版社)』によれば、こうした人は、「我が強く、極度に『マイペース』なタイプであるか、もしくは『快楽』を求める気持ちが強く、その場をめいっぱい、自分の好きなように楽しみたい、飲み食いやおしゃべりをしたい、と思っているタイプに多い」とのこと。マイペース同士、快楽好きな仲間同士で楽しむ分には問題ないですが、結果的に「周囲への気配り」がおろそかになりやすいので、相手や場の雰囲気によっては、最初から少しセーブしたほうが身のためかも!?

■おわりに

お酒で多少の失敗をするのも、大人になる過程での1つの経験。ただ、あまりに度が過ぎると、大切な人間関係で取り返しがつかなくなってしまうこともあるので、注意したいものですね。心が暴走しすぎない程度の「自分の適量」を知り、場にいる皆と楽しく、そして気持ちよく、お酒を楽しみましょう!

(外山ゆひら/ハウコレ)