厚生労働省は、男性労働者の育児参加を促進し、業務改善を図る企業を表彰する｢イクメン企業アワード2013｣の受賞企業を決定し、応募企業の中から初代グランプリに花王（東京都、製造業、従業員数約6100人）と医療法人社団三成会（福島県、医療・福祉、従業員数約200人）の2社を選定した。

　「イクメン企業アワード」は、育児を積極的に行う男性（イクメン）を応援する「イクメンプロジェクト」の一環で、今年度初めて実施された。

　男性労働者の育児と仕事との両立支援を促進する取り組みについて、特に他の模範というべき取り組みを推進し、実績を挙げている企業（グランプリ）に、花王（東京都）、医療法人社団三成会（福島県）を選定した。

　花王は、2009年から2012年まで、男性の育児休業取得率は35〜40％で推移し、平均取得期間も2012年度は約11日間と着実に伸びている。

　一方、医療法人社団三成会は、2012年度の男性の育児休業取得率50％（取得者数4人）と増加傾向で、取り組みが低い離職率と職員の確保に寄与していることが評価された。

　また、男性労働者の育児と仕事との両立支援を促進する取り組みを積極的に行い、工夫されている企業（特別奨励賞）に、COCO-LO（群馬県）、ソフトバンクグループ通信3社（東京都）、第一生命保険（東京都）、明治安田生命保険（東京都）、リコー（東京都）の５社を選定した。

　表彰式を10月18日に開催し、「イクメン推進シンポジウム」も開催する。

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