キングコブラ(Ophiophagus hannah)。キングコブラは世界最大の毒ヘビで、成体の平均的な全長は3m。主にほかのヘビを食べる。
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ロサンゼルスに住むスタジオ写真家マーク・ライタは、ヘビを飼っているわけでも、ヘビが好きなわけでもない。しかしヘビの質感、そして形状の特質に対するライタ氏の称賛は、あらゆる爬虫類学者のそれに比肩する。来週発売される新しい写真集『Serpentine』にはそれが現れている。
「ヘビを素材にして、色やかたち、動きを追求したかった。けれどもちろん、爬虫類が好きな人たちも、この写真集を楽しんでくれるだろう」とライタ氏は語る。
撮影のために、ライタ氏は米国や中米のさまざまなところに出かけた。動物園や実験室、一般家庭、ブリーダーやコレクターなどだ。
「最高に毒が強いもの(インランドタイパン)から、無害なガーターヘビまで、あらゆるヘビを撮影した」とライタ氏は話す。「けれども、たぶん最も危険なのはキングコブラだね。非常に大型で、高速で、怒りやすいんだ」
『Serpentine』のカヴァー写真
毒ヘビにかまれた
ブルーマレーシアン・サンゴヘビ(Calliophis bivirgatus)
訓練を積んだハンドラーに助けてもらったのだが、やはりライタ氏は撮影時に何度かかまれている。毒のないヘビには数回かまれた。さらに、毒ヘビにもかまれたことがある。
コスタリカで撮影した際、ライタ氏はブラックマンバに噛まれたのだ。全長4.3mにまで成長するブラックマンバは、アフリカ最長の毒ヘビだ。
黒と赤がクールなムスラーナ
若いムスラーナ(Clelia clelia)中南米に住み、最大2〜2.5m。
死んだふり
死んだふりをするヴォーゲルズ・ピットヴァイパー(Trimeresurus vogeli)
母と子どもたち
モハーヴェガラガラヘビ(Crotalus scutulatus)とその子どもたち
クロキングヘビ
クロキングヘビ(Lampropeltis getula nigrita)
イースタンブラウンスネーク
イースタンブラウンスネーク(Pseudonaja textilis)
スリランカパームヴァイパー
スリランカパームヴァイパー(Trimeresurus trigonocephalus)
ウルトゥー
アメリカハブの一種、ウルトゥー(Bothrops alternatus)
ビューティフルピットヴァイパー
ビューティフルピットヴァイパー(Trimeresurus venustus)
ライノセロスバイパー
ライノセロスバイパー(Bitis nasicornis)
ニシダイヤガラガラヘビ
ニシダイヤガラガラヘビ(Crotalus atrox)のアルビノ。アメリカ合衆国の南西部に分布するヘビで、全長は2〜2.3m、体重は6〜9kg。
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