この試合の1つ前の試合、ELのラピッド・ウィーン戦では、前半の途中からは左SBの選手が負傷したので細貝が左SBをやっていましたが、スタメンでは3ボランチの右、というポジションで起用されていましたので、基本的にはボランチとして考えられているのかなとは思いますが、最近2試合での細貝の左SBとしてパフォーマンスを考えると、負傷した左SBの選手が復帰するまでは、そこのポジションでの起用が続くのかなと思います。

日本代表での事を考えれば、SBというのは人材が豊富になってきているので、できれば細貝にはボランチでプレーして欲しいところですが、やはりポジションがSBであろうとボランチであろうと、出場機会を得られないよりは良いのかなと思います。やっと出場機会を得られるようになったヴォルフスブルクの長谷部も、今はボランチではなく右SHとして起用されていますが、やはりそれと同じかなと思います。

特に細貝の場合は、これからの大きな成長が必要とされている選手なので、SBであれば大きく適性を欠いている訳でもありませんから、このままSBでも構わないのでスタメンを確保して欲しいですね。とにかく課題は、守備対応でもパスでもキープでも、1つ1つのプレーを丁寧に確実にやる、という事と、きちんと周囲の選手と意識を統一させてプレーする、という事と、その2つになってくるかなと思います。