異動や転職で新しい職場に移ったとき、「地雷」を踏んでしまうことってありますよね?

こっちはまったく悪意はない、どころか丁寧にコミュニケーションをとっているつもりでも、相手が突然怒り出してしまう…

後から、「あの人に、ああいう言い方はダメだって…」とアドバイスされても後の祭り。

でも、ひょっとしたら、最低限の「法則」を知っていたら、避けられる「地雷」もあるかもしれません…

●意外に多い「コミュニケーションの地雷」

よく「地雷」にたとえられることからも分かるとおり、表面上には表れないけれど、「そこ」に触れられると一気に不愉快になってしまうポイントというのは、誰でも多かれ少なかれ持っているものです。

たとえば、筆者の場合どちらかというとカジュアルなコミュニケーションスタイルをとる傾向があって、ある時お客様へのメールで「○○さん、」と書きました。

そしたら、本人からではなく別の人から聞いたのですが、その方は相当怒っていたようです。お客様には「様」だろう、「さん」とは何事だ、と。

私としては、一緒に仕事をする「仲間」としての親近感を出すためにあえて「さん」を選んだんですが、見事に地雷を踏んでしまいました。


●相手を見抜くソーシャル・スタイル

こんなつまらないミスを避けるために、それ以来意識しているのが「相手のタイプを見抜いてコミュニケーションをとる」ということです。

その際に参考になるのが、「ソーシャル・スタイル」と呼ばれる分類法。

これは、

 「人の話を聞くのが好きか、自分の意見を言うのが好きか」
 「自分の感情を表に出さないか、表わすか」

という二つの軸で分けて、下記の4つのタイプのどれかに当てはめるというものです。

 自分の意見を言う−感情を出さない 野心的 (driving)
 自分の意見を言う−感情を表す    開放的 (expressive)
 人の話を聞く−感情を出さない   分析的 (analytical)

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