GW後半戦、笑いで疲れをぶっ飛ばせ！映画『ガバター』に注目？

　悪の帝国を指揮する宿敵は、なんと実の父だった。父の死を目前にして、なぜ父は暗黒面に落ちたのか、その悲しき宿命を男は知る。そして、その後、豪華客船に乗船した男は、運命の女性ダーシーと出会い恋に落ちる。甘い生活が始まると思った矢先に豪華客船は氷山に激突し、海に沈んでいく。男は、ダーシーを救い、暗き海の底へ船と共に落ちて行く。しかし、数年後、男は“ガバター”として新たな命の得ることに――。これが映画『ガバター』に至るまでの物語である。

　この様に解説してみたが、実は、これはジャック・ブラック出演の映画『ガリバー旅行記』の中で出てくるパロディ映画の話。小さな人間が住むリリパット王国に漂着したガリバーは、「自分は大統領だった」と嘘をつく。そして、様々な伝説をでっち上げて、それを伝記としてリリパット人たちに映画化させたのだ。『ガバター』は勿論、あの世界的大ヒット作『アバター』のパロディである。その他に、上記の解説を見れば、どんな映画をパロディ化したかは一目瞭然であろう。

　映画『ガリバー旅行記』は、中世ヨーロッパの文化であるリリパット王国に現代の文化を持ち込んだり、アメリカ人的思想を植えつけたりと、ガリバーがやりたい放題の振る舞う。原作をこれでもかと大胆にアレンジしているのだ。原作を子供の頃に読んだ人、ジャック・ブラックのファンの人、本を読んだことがない子供たちもみんなが楽しめる『ガリバー旅行記』は絶賛上映中。GWの疲れは、この映画と共に、笑ってぶっ飛ばそう。

・映画『ガリバー旅行記』公式サイト
・MOVIE ENTER × 『ガリバー旅行記』