左より浜野謙太、前田弘二監督

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 4月1日よりテアトル新宿ほか全国にて公開となり大ヒット中の吉高由里子・主演映画『婚前特急』。公開から3週間後の22日にはテアトル新宿にて、出演者の浜野謙太、前田弘二監督を迎えて「大ヒット御礼トークショー」が行われた。

――4月8日にオンエアされたTBS「A-studio」で、浜野さんはその演技を笑福亭鶴瓶さんに絶賛されていましたが…。

浜野謙太(以降、浜野):録画しました!! まさか鶴瓶師匠にほめていただけるなんて、すごいですね。歩き方をほめていただいたのですが、あまり意識してなかったんですよ。

――浜野さんをキャスティングした理由は?

前田弘二(以降、前田):タナシっていう役がその場しのぎで自分の理屈ばかり通す人で、渥美清さんやフランキー堺さんのような役者さんを探していたのですが、見当たらなかったんです。5年前にライヴで見たSAKEROCKの浜野さんみたいな人がいいなと思っていたら、プロフィールに「役者」と書いてあったんで、お声がけさせていただきました。

浜野:まるで天から降ってきたようなお話でした。脚本読んだらすごく面白くて是非受けたいと思いました。

前田:救世主だと思いました。クランクイン時は退院したばかりで、元気が無い時、浜野さんを見てなんかすごい元気になったんですよ(笑)。

――現場で大変だったことは?

浜野:普段はミュージシャンで、すぐ準備して本番して帰るんですけど、役者は待っている時間が多いので、それが大変だな〜と思いました。待ち時間に加瀬亮さんがタバコを吸っているのを見て「かっこいいな〜」って思って、普段吸わないですが、思わず吸わせてもらったりして(笑)。

――共演した吉高さんについて

浜野:休憩の時とかは演技の話など一切しないのに、本番になるとガッと入ってくるので、すごいなと思いました。

前田:喧嘩するシーンが多い作品なので、吉高さん、浜野さんのエネルギーがピタッとマッチしてくれてありがたかったです。

浜野:この映画ではアドリブは基本的になくて台本通りだったんですけど、喧嘩のシーンで「手加減しろよ」と吉高さんにアドリブ入れられました(笑)。

――今後の役者活動について

浜野:普段はミュージシャンで、役者をやっていこうっていう感じではないんですが、こんなに素晴らしい脚本と監督に出会えたら、また映画の仕事がしたいです。

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