EXILIMZOOM

コンパクトデジカメに最も期待される使命とは、誰でも気軽に思い出を記録できるようにすること。この一点に尽きる。

■コンパクトデジタルカメラの「らくらくホン」? 操作性重視が人気
百花繚乱のコンデジ市場において、特にメカに苦手意識を持つユーザーに支持されているのが、 カシオ計算機のEXILIM ZOOM EX-Z2300だ。

GfK Japanによる全国有力家電量販店のPOSデータ集計による数量順ランキングによると、 現在(2011年4月4日から2011年4月10日)、デジタルカメラNo.1が本機。実売価格は1万2900円、最安値では1万500円という価格の販売店もある。すでに持っているコンデジの修理をあきらめたとき、気軽に手が出る価格帯だ。

スポーツカーのボンネットを思わせる流線型のボディは構えたときに持ちやすく、操作ボタン一つひとつが大きく設計されている。それぞれの操作ボタンがたくさんの機能を兼ね備えてしまうことがないよう配慮されており、直感的に操作できて誤作動しにくいのが人気の秘密だ。

持つ人の個性を際立たせながら年齢・性別を選ばない、軽やかでクールなボディカラーは、ゴールド・ブラック・ピンク・パープル・ブルーの5色展開だ。


■記念撮影をもっと美しく、しかも手軽に
撮影者の手のブレが止まった瞬間を検知してシャッターを切る、といった「失敗をカバーしてくれる機能」だけではなく、写真をもっとドラマティックに盛り上げる補正機能が充実している。

たとえば、肉眼で見た夕景の印象と、実際にカメラがとらえた色のギャップにがっかりした経験は誰にでもあるはず。カシオ独自の「人物メイクアップ機能」および「風景メイクアップ機能」は、肉眼でみた主観的な光景にカメラの方から歩み寄るべく、色調の自動補正を行う。

補正された写真の例は、カシオ計算機のWebサイトでぜひ見てほしい。

なお、補正モードがオンの状態で撮影をすると、次の写真が撮れる状態に本機が復帰するまで、やや時間がかかるという声もあるので、記念撮影のように被写体がポージングをしている状態の撮影に使うのがよさそうだ。


■1回の充電で最大1000枚撮れる長寿命バッテリー
工場出荷時のディフォルト設定で撮影した場合、理論上は1度の充電で1000枚の写真撮影が可能であるというバッテリーも自慢だ。他社の同クラスモデルでは250枚から300枚(いずれの枚数もCIPA企画による実験の結果)というから、このタフさには要注目だ。メインに使っているカメラが使えなくなったときなど、助っ人としても頼れる相棒になりそうだ。


■こんな人向け
ファインダーを排して大きくはっきりした液晶ディスプレイや、ボタンの操作性の良さはもちろん、誤作動の原因となりやすいタッチパネルも搭載しない潔さは特筆ものだ。シニアをはじめ、メカに苦手意識を持っている人のために本機を選んであげるカメラ通も多い。


カシオ計算機 デジタルカメラ EX-Z2300
http://casio.jp/dc/products/ex_z2300/


(小松ミユキ)

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