「震災を乗り越えて」−現場バイヤーは震災にどう対応したか−/野町 直弘
先日震災に対して現場バイヤーがどのような対応をしたか、という会に参加してきました。各社の守秘情報もありますのであまり詳しくは書けませんが、その中でいくつかの「気づき」がありました。
現場の方からすればそんなの当たり前だろう、という内容もあるかもしれませんが、皆さんの参考になれば幸いです。
「まずは安否確認」
今回の複合災害はあらゆる企業に大きな影響を与えています。
当り前なのですがいきなり「うちの部品大丈夫ですか?」では今まで築いてきた信頼関係を壊すことにつながります。
まずは社員や関係者の安否を確認する、これが鉄則です。
「情報収集は細心の注意が必要」
供給に問題がないかバイヤーの最大の関心事ですが、なかなか正確な情報は取得できません。執拗に情報を求めてもわからないものはわからない。
社内では営業部門を中心に「いつになったら部品が入ってくるんだ」と責められる。
この状況を打開する得策はありません。
ただ「いつ」「誰から」「どうやって」で複数の選択肢を持つことが大切です。
「ボトルネックへの対応」
復旧がある程度進んだ時点では本当にネックになる部品やアイテムが出てきます。
これにどう対応するか、代替品を手配する、別サプライヤを探す、輸入品で手当てする、これらの方法が考えられますが意思決定は難しいです。
「これからは生産枠取合戦」
生産能力は限られている。限られた生産能力の奪い合いがこれからは始まる。
この時点ではサプライヤといい関係を作れているバイヤーが有利という話もでてきました。
だいたい一般論としてはこのような内容でしたが、私が特に関心したのは以下の2点でした。
「過去の震災、事故から学ぶ能力の高さ」
今回関東だけでなく、関西のバイヤーも参加されていたのですが、阪神淡路大震災や他の震災、事故の経験を生かした対応策が効果的だったようです。
続きはこちら
現場の方からすればそんなの当たり前だろう、という内容もあるかもしれませんが、皆さんの参考になれば幸いです。
「まずは安否確認」
今回の複合災害はあらゆる企業に大きな影響を与えています。
当り前なのですがいきなり「うちの部品大丈夫ですか?」では今まで築いてきた信頼関係を壊すことにつながります。
まずは社員や関係者の安否を確認する、これが鉄則です。
供給に問題がないかバイヤーの最大の関心事ですが、なかなか正確な情報は取得できません。執拗に情報を求めてもわからないものはわからない。
社内では営業部門を中心に「いつになったら部品が入ってくるんだ」と責められる。
この状況を打開する得策はありません。
ただ「いつ」「誰から」「どうやって」で複数の選択肢を持つことが大切です。
「ボトルネックへの対応」
復旧がある程度進んだ時点では本当にネックになる部品やアイテムが出てきます。
これにどう対応するか、代替品を手配する、別サプライヤを探す、輸入品で手当てする、これらの方法が考えられますが意思決定は難しいです。
「これからは生産枠取合戦」
生産能力は限られている。限られた生産能力の奪い合いがこれからは始まる。
この時点ではサプライヤといい関係を作れているバイヤーが有利という話もでてきました。
だいたい一般論としてはこのような内容でしたが、私が特に関心したのは以下の2点でした。
「過去の震災、事故から学ぶ能力の高さ」
今回関東だけでなく、関西のバイヤーも参加されていたのですが、阪神淡路大震災や他の震災、事故の経験を生かした対応策が効果的だったようです。
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