「COOL JAPAN!!〜世界を変えるクロストーク〜」(撮影:野原誠治)
 12日、秋葉原UDXにて、映画『エンジェル ウォーズ』のイベントが行われた。このイベントは、映画本編の上映の他に、「COOL JAPAN!!〜世界を変えるクロストーク〜」と題したトークイベントも開催され、司会はラジオパーソナリティーの荘口彰久が務め、ゲストとして、漫画家・桂正和、ゲームクリエイター須田剛一、アクション女優の武田梨奈、中野腐女シスターズのキャプテン喜屋武ちあき、などの“COOL JAPAN”の牽引役たちが招かれた。その模様はUstreamでも生配信された。

 トークイベントでは、まず武田が本作のベイビードールをイメージしたセーラー服姿で登場。司会の荘口から「強そうに見えない」と言われた武田は、得意のハイキック、そして、後ろ回し蹴りを披露。会場のテンションを一気に高めた。

 登壇したゲストたちに本作の感想を聞いてみると、須田は「アイテムを揃えてクリアするという設定は、ビデオゲームの方程式。それに、シューティングゲームの要素も入っている」とゲームクリエイターの視点で作品を分析、一方、喜屋武は「女子高生のブランドは日本文化。それに20歳なのにツインテールというのはアメリカではない。ツインテールは萌えです。ベイビードールのスカートと靴下の間の“絶対領域”は完璧。黄金比率です。」とオタク目線の意見を展開。どちらも『エンジェル ウォーズ』が“COOL JAPAN”をうまく取り入れていることに驚いていたようだ。

 しかし『ウイングマン』や『電影少女』、そして現在連載中の『ZETMAN』など数々の漫画で海外から高い評価を受けている桂正和は「この映画から“COOL JAPAN”を感じられない」とコメント。映画に対しての評価が低いのかと会場はざわめいたが、続けて「逆に刺激を受けた。ひたすら格好良い。バトルシーンがCGなんだけど、その現実感がすごい。重さや衝撃の表現がうまい。」と“COOL JAPAN”を超えていると賛辞を述べた。また、「もうちょっと日本は頑張らないと飽きられちゃう。“COOL JAPAN”がブームで終わらないようにしないと。」とも話した。“COOL JAPAN”発信の中心にいる漫画家・桂からこの様なコメントが出るということは、日本に影響を受けてつくられた海外作品の質の高さが証明されたことになるだろう。

 この「COOL JAPAN!!〜世界を変えるクロストーク〜」は、Ustreamでも生配信され、現在もこちらのUstream:livedoor特設ページで観ることができる。ザック監督からのメッセージや映画に登場した少女たちのトレーニングの様子を撮影した貴重な映像や、特別プレゼントを申し込むためのキーワードを確認できるので、ぜひアクセスしてみて欲しい。

 映画『エンジェル ウォーズ』は4月15日(金)丸の内ピカデリー他全国ロードショー。
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