映画『エンジェル ウォーズ』  (C)2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
 『300』『ウォッチメン』のザック・スナイダー監督最新作『エンジェル ウォーズ』4月15日の全国公開を目前にして、日本のポップカルチャーと融合を果たす最新の映像とビジュアルが公開となった。


 ザック・スナイダー監督は「日本のサムライ映画が大好きで、黒澤明監督の作品は特に素晴らしい! アニメは「宇宙戦艦ヤマト」「AKIRA」。女性が活躍する「APPLESEED」「攻殻機動隊」なども興味深いね。ゲームだと「Call of duty : Black Ops」「Gears of War」なんか自分でプレイしたりしているよ。日本のクリエイターだと、「BLOOD THE LAST VAMPIRE」のキャラクターデザインを手掛けた寺田克也さんに興味がある。」と公言をしており、2007年の『300』来日プロモーションの際には秋葉原の街を堪能しているほど日本に深く傾倒している。

 見る者を圧倒する映像ワールドは、まさに日本のファッション、アニメ、マンガ、ゲームの世界観を連想させ、日本へのリスペクトさえ感じ取れる。構想は 8年。ダンスをしている女性が不思議なイメージの世界に入って行くというアイデアを思いつき、それを膨らませていったという本作は、監督の妄想世界と“COOL JAPAN”が見事融合し映像化されたと言っても過言ではないだろう。

 監督の次回作は、『バットマン』の新シリーズの監督を務め一躍ヒットメーカーとなったクリストファー・ノーランとのタッグ作、新しいスーパーマンの物語だ。「過去に映画化された作品からインスピレーションを受けて作るわけではなく、別のモノを作る。私のスーパーマンは原作コミックから受けるインスピレーションを元にしようと思っているよ。」と語っており、監督ならではの視点で描かれる最新作にも全世界の注目が集まっている。日本へのリスペクトを込めたシーンも入る可能性もあり得るのではないだろうか。

 『エンジェル ウォーズ』、『スーパーマン』と、ザック監督の今後の作品も注目である。

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