ゼンショーが「ウェンディーズ」から撤退へ、12月31日で契約を終了。

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300グラムのパティを使用した「スーパーメガウェンディーズ」や、フレンチフライの上にたっぷりのチーズとチリソースをかけた「チリチーズフライ」、あんこをバンズで挟んだ「あんバーガー」など、これまで数々の個性的なメニューを販売してきたウェンディーズ。2002年からは「すき家」を展開するゼンショーの傘下に入り、現在全国に71店舗を展開しているが、12月10日、年内をもってゼンショーがウェンディーズ事業から撤退することが発表された。

ゼンショーの発表によると、10日に開催された同社取締役会において、事業継続について検討を行った結果、契約満了となる12月31日をもって米国のWendy's/Arby's Group,Inc(ウェンディーズ・アービーズグループ)とのフランチャイジー契約を終了することを決議。他社への売却か、日本から消滅かも含め、今後のウェンディーズの方向性についてはまだ明らかにされていない。

ウェンディーズは、ダイエーグループが1980年に1号店をオープン。1990年代まで店舗は拡大を続けたが、2000年代以降は減少傾向となり、現在は71店舗(18都府県)にとどまっている。なお、12月9日には、伝統的な“洋食屋”さんの味をハンバーガーにした期間限定メニュー「ベーコンデミグラスチーズバーガー」(16日〜)を発表したばかりだった。

米国のウェンディーズは1969年に創業。今年11月15日に40周年を迎え、世界22か国に6,600店舗以上を展開中だ。