12月5日のセリエA第15節で、首位インテルとの直接対決を迎えるユヴェントス。試合が近づくなか、チーロ・フェッラーラ監督には医務室から朗報が届けられている。どの選手もインテル戦を逃したくないと思っており、シーズンを占いかねない大事な一戦に間に合い、チームに貢献すべく、全力を尽くしている。

最初に戻ってきたのは、DFジョルジョ・キエッリーニだ。鼻の骨折の手術を受けてから2日、同選手は保護マスクを着用したうえでミニゲームに参加している。ファビオ・カンナヴァーロとコンビを組んでおり、インテル戦ではスタメン出場する準備ができている。

さらに、FWダヴィド・トレゼゲも回復してきた。ふくらはぎのケガで前節カリアリ戦を欠場した同選手だが、2日は通常どおりにチーム練習をこなし、ミニゲームにも参加している。すでにケガは過去のものとなっており、インテル戦には出場できるだろう。スタメン出場かベンチスタートかはまだ分からず、フェッラーラ監督はトレゼゲとアマウリのどちらを選ぶか、2日間で考えることになる。アマウリは先週、腰痛に苦しめられていたが、2日はチームとの練習をこなした。

出場できるかどうか微妙なのは、MFフェリペ・メロとDFファビオ・グロッソだ。F・メロは咽頭炎、グロッソは内転筋のケガで、前節カリアリ戦に欠場している。両選手とも2日は練習していない。ただし、3日にはピッチへ復帰すると見られており、2人ともインテル戦の出場に向けて可能性が出てきたようだ。唯一欠場となるのは、ひざの半月板を手術したFWヴィンチェンツォ・イアクインタとなる。つまるところ、すべての選手がインテル戦出場を望んでいるということだ。

カンナヴァーロはイタリア『スカイ・スポーツ』に対し、3日後に控えたインテル戦について、次のように話している。

「ユヴェントスはすぐに危機から脱するよ。フェッラーラ監督は正しい言葉を使ったんだ」

「僕らは良い準備をしているところだ。この試合がどれだけ大事かは分かっている。ホームに首位のチームを迎えるんだ。僕らがプラスアルファのことをやらなければいけない」

「(インテルFWマリオ・)バロテッリに対する侮辱的なコール? 市民社会とスポーツにおいて、人種差別が存在してはならない。そのうえで、混同する必要もないし、十把ひとからげにしてはいけないよ。あざけるのと人種差別を区別する必要がある。一部の人は混同しているみたいだけど、実際はそうじゃないんだ」