【仕事の基本概念シリーズ】仕事とは、取りかかろうとするモノやコトに対し、能力を使い・意志を投入して、Before→Afterで価値を創造する行為である。


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◆価値の創造としての仕事
前記事では、仕事を平面的な広がりの中でとらえてみましたが、
きょうは仕事を動的な変化でとらえます。

仕事とは、どのような行為をいうのでしょうか。それを示したのが下の図です。



















仕事とは要するに、自分が取りかかろうとするコトやモノに対し、
当初の状態(Before)から、その後の状態(After)で、
いかに変換をし、価値を創造するかです。

その価値の創造には、図に示した通り3つのパターンがあります。つまり、

〈1〉 A→A+ (=その価値を増やす)
〈2〉 A→B  (=別のものにつくり変える)
〈3〉 0→1  (=新しく何かを生み出す)

厳密にはどんな仕事もこれら三つの混合ですが、仕事によってその割合が異なります。
例えば、営業の仕事というのは、主に売上げを増大させることですから〈1〉型です。
また、業務改善プロジェクトは〈2〉型の仕事です。
研究開発の仕事はもちろん〈3〉型となります。

また、働く個人によっても、〈1〉を強みとする人や、〈2〉が得意な人、
〈3〉がからっきしダメな人、といったような差が出ます。

◆自分の中の価値創造回路:能力と意志
私たちは、価値創造という仕事を、どのように成しているのでしょうか。
それを簡単にしたのがこの図です。





















仕事は広い意味での生産活動あるいは情報処理活動といえます。
生産にしても情報処理にしても、まず原料やデータを仕事の行為者である自分に
インプット(Input)することが必要です。

私たちは、インプットのための基本動作として、みる、しる、きく、よむ、ことなどをします。

そして、次に私たちは、それをわかったり、かんがえたり、きめたりする。

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