リーグ・アン7連覇をめざすリヨンが、12日から韓国で開かれる「ピースカップ」に出場する。コパ・アメリカで負傷したFWフレッジと、練習中に右脚の内転筋を痛めたジュニーニョ(ともにブラジル)は不参加。さらに数々の「不祥事」で移籍が確実視されるビルトールも、24人のメンバーに選ばれながら合流しなかった。レキップ紙が報じている。

 ところでリヨンは、現時点でまだ2007-08年シーズンのキャプテンが決まっていない。昨シーズンまでキャプテンは古株のブラジル人DFカサパだった。ただし5試合にしか出場せず、ほとんどの試合でジュニーニョがキャプテンを務めた。しかしチームメイトのゴブーが雑誌のインタビューで「首脳陣がジュニーニョをスター扱いし、多くの選手が反発を感じた。シーズン後半、控え室の雰囲気はそれで悪くなった」と発言。これが原因のひとつとなって、チームのまとめ役はもうたくさん、とジュニーニョが今季のキャプテンを辞退することになった。

 チームでの在籍年数、実績からいうとGKのクペが適役だが、「フットボール365」によると、ペラン監督はフィールドプレーヤーがキャプテンを務めることを望んでいる。チームメイトからもサポーターからも支持を受けているのは、ブラジル代表DFのクリスだが、本人は乗り気でないと伝えられる。8日に行なわれたリールとの練習試合では、スイス代表DFのミュラーがキャプテンを務めた。しかしミュラーはレギュラーとは言えない存在。常時スタメンとなると、トゥーララン(23)、スキラッチ(26)あたりが候補となるが、2人とも若く、昨季リヨンに加入したばかりだ。