アーセナル、バレンシアに続き、リヨンも獲得に関心をもっていると報じられたフランス代表FWニコラ・アネルカ(ボルトン)。「フットボール365」によると、ボルトンに少なくともあと1年は残留する可能性が高い。

 13年間にのべ14回もクラブを移動したアネルカ。そのたびに好不調を繰り返したという苦労を身にしみて感じている。昨シーズンはボルトンで35試合に出場し11得点と活躍し、フランス代表でも不動のレギュラーに定着できた。ここで下手にクラブを替えて調子を落とすリスクを冒したくないという気持ちが働いてもおかしくはない。来年にはユーロ2008も控えている。

 バレンシアについては、レアル・マドリーでチームメイトだったモリエンテスとの関係が微妙、というマイナス材料があるようだ。一方、アーセナルは、アンリを失ったものの、ディナモ・ザグレブからブラジル出身のクロアチア代表FW、エドゥアルド・ダ・シルバを獲得するなど、アネルカにとって常時スタメンが確約されないリスクもある。