ロナウジーニョ、エトー、メッシ、アンリ。バルサファンのみならず、世界のフットボールファンがこの魅力溢れるバルサの強力攻撃陣の“競演”に期待するのと同時に、この4人の“クラック”が同時にプレーするのかに注目している中、バルサのご意見番ヨハン・クライフ氏は、4人の同時起用は「かなり難しい」との見解を示している。

「ライカールトがロナウジーニョ、エトー、メッシ、アンリという最高級の4人のFWを同時に起用するのはかなり難しいように思う。プレーや残りの時間帯、試合の結果次第ではそれも考えられるだろうが、通常はこの4人で3つのポジションを争うことになるだろう」。

 セルタのフリスト・ストイチコフ監督が主催する子供たちのフットボール・キャンプに駆けつけたクライフ氏はそうコメント。また、前線に人数が多いのではという見方を否定した同氏は、「アフリカネーションズカップが控えているし、長いシーズンの間ではケガや警告で何人かの選手が離脱する可能性もある。全員に出場機会が回ってくるはず」とも。

 それでもファンとしては4人の“競演”を見たいと思うのも事実。バルセロナの有力紙“スポルト”が行ったウェブアンケートによると61%のファンが4人のクラックの同時起用を望んでいるとの結果も出ている。

 ライカールト監督はファンの希望を叶えることになるのか?バルサのプレシーズンは21日からスタートする。ライカールト監督は夏の“宿題”に取り組んでいるに違いない。

(スペイン通信)