昨シーズン、リーグ・アン2位に躍進して(04-05年、05-06年とも5位)4シーズンぶりのチャンピオンズリーグ出場を決め、今季はリヨンのリーグ7連覇を阻む筆頭候補に挙げられるマルセイユ。

 攻撃の起点となるリベリはバイエルンに去ったものの、リバプールから完全移籍したシセ、同じくリバプールから獲得したゼンデン、ソショーのジアニ、モナコのジベ、オセールのシェイルーなど補強も順調だ。

 しかし何より今シーズンのマルセイユにとって不可欠な存在は、昨シーズンに初の代表入りも果たした20歳の司令塔、サミル・ナスリ。あのジダンも一目置く期待の若手だが、7日に行なわれたボルドーとの練習試合では、相手MFから乱暴なタックルを受け、左足首を負傷した。マルセイユの公式ホームページによると全治3週間。シーズン開幕(8月4日)に間に合うか微妙な状況となり、ここ数週間、よいニュースばかりが続いたマルセイユにとって、初めて不安材料が生じている。

 なお、練習試合はマルセイユが3−2でボルドーを下した。マルセイユはママドゥ・ニアンが2得点。ナスリもケガで途中交代する直前にゴールをあげている。