リーグ・アン6連覇を果たしたリヨンが今シーズンの最終戦(対ナント)を白星で飾った。前日に辞意を表明したウリエ監督にとっては、リヨンでの公式戦69勝目(108試合、14敗25引き分け)となった。

 試合前には、サポーターに拍手で迎えられ涙を見せたウリエ監督だが、試合後には笑顔で「少なくとも3ヶ月は休む」とカナル・プリュス局のインタビューに答え、別のクラブで再び采配をとる可能性もあることをにおわせた。

 6度の優勝を経験したクラウディオ・カサパ(30)にとってもリヨンで最後の試合となった。今シーズンはモナコから移籍したスキラッチにポジションを奪われてほとんど出番がなかったため、すでに移籍を決めている。シーズン6試合目となったこの試合にキャプテンとして先発し、後半15分で交代したときには、観客からスタンディングオベーションで送られた。

 この試合2ゴールをあげシーズン10点目を記録したマルダにとっても、おそらくリヨンで最後の試合となった。試合後、デシャン監督のユベントス退団が正式に発表されたが、インタビュアーに「デシャン氏がリヨンの監督に就任したらどうしますか?」と問われ、困惑した笑顔で「ノーコメント」と答えた。

 ビルトールは最終戦の祝勝セレモニーにも姿を見せず、退団は決定的と見られる。ゴールキーパーのクペについては、オラス会長が「確実に残る」と明言している。