久々の代表復帰となったホアキン<br>【photo by B.O.S.】

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 スペイン代表のルイス・アラゴネス監督が25日、ユーロ2008予選、ラトビアとのアウェイ戦(6/2)、リヒテンシュタインとのアウェイ戦(6/6)に向けた代表メンバー20名を発表した。ほぼいつもの顔ぶれとなったメンバーの中で、バレンシアのホアキンの代表復帰とオサスナのソルダードの代表初招集が目新しいところだ。

 ホアキンはバレンシアで好調なプレーを見せ久々の復帰となる一方、ケガのためここ数試合戦列から離れているバレンシアのモリエンテス、そして招集入りが噂されていたヘタフェのグイサもケガで離脱となったため、今シーズン11ゴールを上げ、得点王ランキングでもスペイン人選手4位につけるソルダードがが代わりに選ばれる形となった。

 代表初選出にソルダードは、「代表で招集されるのが夢だった。僕のキャリアの中でも最高のご褒美となる。今年は選ばれるとは思っていなかったけれど、モリエンテスやグイサの離脱でもしかしたらって思っていた。彼らのケガは残念だけれど、巡ってきたチャンスを活かしたいと思っている」と喜びのコメント。

 一方、優勝争い、UEFAカップ出場権争い、残留争いとリーガ佳境の中での代表戦とあって、各チームの監督たちの懸念は理解できるとしながらも、「ユーロ2008本戦出場に向けてこのアウェイでの2戦に勝ち、確実に順位を上げるためスもペイン代表にとっても大事な試合だ」と理解を求めている。

<招集メンバーは以下の以下の通り>

GK:カシージャス(レアル・マドリー)、レイナ(リバプール)
DF:セルヒオ・ラモス(レアル・マドリー)、アンヘル(セルタ)、ハビ・ナバーロ(セビージャ)、マルチェナ(バレンシア)、プジョール(バルセロナ)、カプテビーラ(デポルティーボ)、アントニオ・ロペス(アトレティコ・マドリー)
MF:アングーロ、アルベルダ、シルバ、ホアキン(バレンシア)、チャビ、イニエスタ((バルセロナ)、シャビ・アロンソ(リバプール)、セスク(アーセナル)
FW:フェルナンド・トーレス(アトレティコ・マドリー)、ビージャ(バレンシア)、ソルダード(オサスナ)

 現在、グループFで北アイルランド(6試合/勝ち点13)、スウェーデン(5試合/勝ち点12)に続き3位(5試合/勝ち点9)につけるスペインだが、予断を許さない状況だ。本戦出場に望みをつなげるためにもまずは格下のラトビア、リヒテンシュタインから勝ち点3を奪うことが必要条件である。アウェイ戦といえども勝たなければならない試合となる。

(スペイン通信)