リヨンがリーグ6連覇を達成する間、すべてのシーズンで活躍したジュニーニョ・ペルナンブカーノ(32)。とくに今季は、控えに回ったカサパに代わって主将を務め、チームリーダーとしても熱心に働いた。このところ契約延長をめぐり、さまざまな憶測が流れていたが、ついに本人の希望通り、2010年までの延長でクラブと合意に達した。24日、レキップ紙がウェブ版の速報で伝えている。

 ジュニーニョは母国ブラジルのバスコ・ダ・ガマで6年間プレーした後、2001年にリヨンと5年契約を結び、2006年に2年間の延長にサインした。世界屈指と言われるフリーキックを武器にチャンピオンズリーグでも活躍し、ビッグクラブから注目を浴びたジュニーニョは、南欧のクラブへの移籍の可能性をちらつかせ、来シーズンの終わりで切れる契約をさらに2年延ばすようクラブに働きかけていた。最近では、カタールを訪れたという噂もあった。

 さまざまな形でクラブに牽制球を投げてきたジュニーニョだが、リヨンへの愛着は人一倍ある。今回の合意で、あと3年リヨンでプレーし、35歳で現役を退くという青写真がひとまず形を整えたことになる。