27日のフランス杯準々決勝で、マルセイユが3部のバンヌと対戦し、5-0で圧勝、格の違いを見せつけて準決勝進出を決めた。

 リーグ戦の過去5試合で3敗2引き分けと調子を落としているマルセイユはこの試合、3部相手にもかかわらず、故障のリベリを除くベストメンバーで臨んだ。この一戦で早くリズムを取り戻したいという意気込みが感じられた。エモン監督は試合後レキップ紙のインタビューに「うれしい。試合前は不安があった。もし負けていたら、どんな影響が出るかわからなかった」と安堵の気持ちを語っている。

 マルセイユのフランス杯優勝は、1989年までさかのぼる。昨年は15年ぶりで決勝に進出したが、パリ・サンジェルマンに敗れた。なおフランス杯の優勝チームは、来季のUEFA杯の出場権を得ることができる。