2003年のワールドユース大会にアルゼンチン代表で出場し、4ゴールをあげて大会得点王に輝いたフェルナンド・エゼキエル・カベナギ。バティストゥータ、クレスポの後継者と期待され、2004年にロシアリーグ史上最高額といわれる移籍金でスパルタク・モスクワ入りしたが不発に終わり、今年1月ボルドーに移籍している。

 攻撃陣のもともとのコマ不足に加え、主砲ダルシュヴィルがケガで長期の戦線離脱を強いられたボルドーにとって念願の補強となったはずだが、加入から1カ月を経ても、カベナギの出番はわずか2試合。

 ボルドーの公式ホームページでリカルド監督が語ったところによると、「彼は他の選手と同様、よく頑張っている。しかしロシアで2シーズンほとんどプレーしなかった23歳の選手ということを考えれば、時間が必要」とあせらずに時機を見て投入する考えのようだ。

 カベナギは26日のバランシエンヌ戦にベンチ入り。監督に出場を訴えたが、出番はなかった。しかしリカルド監督は「準備はできたと感じている。いつかは決めていないが、間もなく出る」と保証しており、リーグ杯決勝(3月31日)の近づく3月には、ピッチを走り回るチャンスが到来しそうだ。