キレイに収納したくて、棚や収納ケースを買ったみたものの、なんか部屋がごちゃついている…という経験はないですか。整理収納アドバイザーでESSEフレンズエディターのむらさきすいこさんが、既存の収納を使ってすっきり暮らしをかなえる方法をご紹介します。マンションの既存収納を最大限に活かし、できるだけものを出さずにすっきり収納するための工夫がいっぱい!

「あいている空間」をそのままにしない

マンション収納で多いのが、棚が少なく空間がぽっかりとあいている状態。わが家も以前はその空間をうまく使えず、ものを積み上げてしまっていました。そこでクローゼットにはつっぱり棚を設置し、使用頻度の低いバッグを収納。

【実際の写真】棚板を増やして収納力アップ

また、天井まである洗面所のトール収納には、もともと棚板が4枚しかなかったため、同じサイズの棚板を4枚追加しました。廊下収納や玄関収納にも棚板を追加して、収納力を上げる工夫をしています。

廊下収納も棚板で収納力アップ

収納面積が増えると、当然入れられるものが増えるだけではなく、積み上げ収納がなくなり、使いやすさもアップします。
棚板はホームセンターのカットサービスを利用し、思っていたよりも手軽に、費用も抑えて購入することができました。

「外に出したくないもの」は既存収納の中に

なかなか置き場が定まらず、悩みのタネだったプリンター。それなりに大きく、生活感も出やすいので、できれば目立たせたくないアイテムのひとつです。そこでわが家では、入居時に「とりあえず」と、ものをつめ込んでいた、奥行60cmの廊下収納を見直しました。使っていないものも多くあり、整理をしたら空間ができて、プリンターを収めることができました。電源は隣の和室から確保しています。

上部に余裕をもたせたことで、コピー時もとくに問題なく、廊下収納は子ども部屋にも近いので動線もいいというメリットがあります。「置く場所がない」と感じたら、新しい家具を買う前に、既存収納の中に収まらないかを一度考えてみるのもおすすめです。

バーをつけて既存収納をクローゼット化

寝室のウォークインクローゼットがコンパクトなため、奥行42cmの廊下収納の棚板にバーを設置し、洋服をかけられるようにしました。スーツや靴下など、夫の出勤用アイテムをまとめて収納しています。

洋服をかける場所がたりないと、ついハンガーラックを増やしがちですが、既存収納を活かしたことで家具を増やさずにすみました。寝室の奥まったクローゼットより身支度の動線も短くなり、朝の準備がラクになったのもうれしいポイントです。

収納がたりないと感じるときは、収納の「量」より「使いきれていないこと」が原因になっている場合もあります。私自身も以前は収納がたりないと思い込んでいましたが、既存の収納を使いこなせるようになると、出しっぱなしだったものが収まり、家具を増やさなくても暮らせるようになりました。わが家の場合は、リフォームしなくても、既存の収納に自分の暮らしをフィットさせることで快適に暮らすことができています。

今ある住まいを見直すきっかけとして、参考になればうれしいです。