ベビーカーでバスに乗車。そのマナーとは?


【漫画】本編を読む

バスにベビーカーで乗車したら「邪魔なんだよ!畳め!」と怒鳴られ、ベビーカーを蹴られたという事件が話題に。交通機関などでのベビーカー利用をめぐるトラブルが後を絶たないことから「こんな世の中だったらいいのに…」と自らの思いを発信する、イラストレーター志水吹歌ことオカン羊(@shimizoon)さんの漫画「バスとベビーカー」を紹介するとともに制作の経緯を聞く。

■ 交通機関でのベビーカートラブル。ベビーカーは畳まなくてもよいとルール化されているにも関わらず…作者の「こうだったらいいのにな」に共感者多数!!

バスとベビーカー01


バスとベビーカー02


バスとベビーカー03


さほど混みあっていないバスの中。ベビーカーを指定の位置に置き、座っていた。すると乗車してきた男性が「邪魔なんだよ!」とベビーカーを蹴り、文句を言ってきた。この出来事をXに投稿すると瞬く間に炎上し、話題となった事件。

作者志水さんは、本作を描くきっかけとして「赤ちゃんを守らなければいけない。一番不利な人、一人に戦わせる世の中であってほしくない。次こんなことがあれば、きっとヒーローが現れるはずだ‼」という願望をもとに描いたという。

「他人のことを思いやれない、想像力や忍耐力のない人は、残念ですが、変われないんだと思います。空気を読めないから空気が変わったことも気づけない。そういう人が居なくなることはないと思うので、未だにベビーカーを邪魔者扱いする人が絶えないことについては、仕方がないのかなと考えています」と、志水さんは感じている。

本作では、座っていた女子高生や写真が趣味の男性など、それぞれができることで赤ちゃんを守った。最後は運転手が「迷惑行為はあなたの方です」と、毅然とした態度で降車を促す。読者からは「最高の連携プレー!本当に、これが現実ならいいのに」「スカッとした!自分もいざというときは行動に移したい」などのコメントが届く。

さらに清水さんは「いじめっ子がつい弱い者いじめをしてしまったときに、ちゃんと止めてくれる人が”3人”いれば、それだけでいいんだろうなと、思っていますし、そういう社会までもう一歩のいいとこまで来ていると信じたいです」と語ってくれた。

「他人を思いやり、不利な状況にある人に手を差し伸べられる人間」として、見本となる大人が増えることをおもわず願いたくなる作品である。

取材協力:志水吹歌(@shimizoon)

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