日本人を標的か フィリピンで拳銃強盗相次ぐ 大使館が注意呼びかけ

写真拡大

 フィリピンの首都・マニラで日本人が被害に遭う強盗事件が多発しているとして、現地の日本大使館が注意を呼び掛けています。

 マニラの繁華街で11日夜、撮影された防犯カメラの映像です。歩道を歩く5人組に男らが近付きバッグを奪おうとします。男は抵抗する被害者を殴打。バッグを奪い止めてあったバイクで仲間と逃走しました。

 現地警察などによりますと、被害に遭ったのは日本人グループで、犯人は拳銃のようなものを被害者に向けて脅してきたということです。

 現地の日本大使館は先月19日以降、マニラで日本人が被害に遭う同様の強盗事件が6件相次いでいるとしています。

 マニラにある焼き鳥店にも6月、営業中に強盗が押し入りました。

被害に遭った焼き鳥店店主

「1人は玄関の方でガン(銃)を構えて、もう1人が客に銃を向けて『お金とかばんを出せ』と。大きな音でバンと撃って店内から逃げて行った。友人もかばんをひったくられたし、結構知り合いがやられている。20年以上住んでいるが、今年が一番こういう事件が多い」

 日本大使館は強盗犯が日本人など外国人を狙っている可能性があるとして、在住者や旅行者に対して夜間の徒歩移動をなるべく控えるよう呼び掛けています。