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 DeNAの「デスターシャ」軍団初期メンバー、知野直人内野手と山本祐大捕手が、12日に発表された佐野恵太外野手の「国内FA権行使せず」の残留を歓迎した。両選手は、佐野が2年前に「デスターシャ」ポーズを初披露したとき、後方で同じポーズを決めた。

 この日は、横須賀市内「DOCK」でスタートした秋季トレーニング初日。体を動かしたあと、知野は残留について「佐野さんとまた野球ができる。でも正直不安な時期もあった。佐野さんは周囲に流されないで自分で後悔しない道を選ぶ人なので、横浜を選んだということはそういうこと」と笑顔を見せた。

 「可愛い後輩の存在が大きかったのか?」の問いには、「当たり前じゃないですか!」と声を弾ませた。

 一方の山本も目を細めた。「また一緒に戦える。凄くうれしいし、いろいろと勉強になる人ですから」とし、「自身の存在を気にかけてくれてというのはあるのか?」と問われると、「ちょっとでもそういうのがあったらうれしいですよね」と続けた。

 さらに「よくシーズン中もご飯に連れていってもらっていたので。一緒にいく人がいなくなったら…、と考えたら寂しいものもあった」と明かした。

 両選手ともに来季も佐野と一緒の「デスターシャ」に意欲。山本は「頑張りますっ!」と締めた。

 佐野は侍ジャパンに初選出され、きょう13日に「プレミア12」初戦でオーストラリアとの戦いに臨む。国際舞台での初「デスターシャ」が飛び出すか!「初期メン」たちも兄貴分の戦いに熱視線を送っている。(大木 穂高)