松本人志「女性に謝罪」もウヤムヤ決着で復帰を急ぐ切実事情…劇場でダウンタウン復活も?
11日に非公開で再開されることになっていたダウンタウンの松本人志(61)と「週刊文春」の裁判は、審理再開を3日後に控えた8日になって松本側が訴えを取り下げて終結した。昨年12月に「週刊文春」が松本による女性への性行為強要疑惑を報道したことに端を発する双方の争いはあっけない幕切れとなった。
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松本は「かつて女性らが参加する会合に出席しておりました。参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます」と会合に参加した女性に謝罪した一方、「偏向報道と受け取られる可能性のある内容や事実に反する内容を報道することがないよう、適切に対処されたく、念のため申し添えます」とメディアに注文をつけることも忘れなかった。
「今回、松本さんは女性に謝罪しましたが、これは文春側が和解交渉で要求していた条件です。求められた通りの文言を松本さんは盛り込んだわけですが、その一方で『相手方との間において、金銭の授受は一切ありません』とも強調しました。文春側も『金銭の授受等が一切なかったことは、お知らせのとおりです』と説明しています」(スポーツ紙記者)
■SNSでは「ダサイ」と失望の声も…しばらくイメージ回復は難しい
松本は《事実無根なので闘いまーす。それも含めワイドナショー出まーす》(24年1月8日のXポスト)と最後の最後まで争う姿勢を見せていただけに、今回の外からは分かりにくいウヤムヤの決着にSNSでは《ダサイ》《中途半端で終わっちゃいましたね》などとファンからも失望の声が上がっている。
それでも松本が訴えを取り下げたのは、そうしなければらない切実な事情があったようだ。復帰を急がなければ世間に忘れられてしまう…という焦りだ。
「先月開催されたTBS系『キングオブコント2024』には、昨年まで審査委員長的なポジションにあった松本の姿がありませんでした。それでも特に問題はなく、最近は“松本人志不要論”も一部で囁かれ始めていました。松本も吉本興業も今回の訴え取り下げによってすぐに地上波バラエティー番組に復帰できるとは考えていないはず。しかし、このまま裁判が長引くと、世代交代が進んで若手芸人が台頭し、いよいよ芸能界に松本の居場所がなくなります。世間から忘れ去られる危機感を強めたことも復帰を急いだ理由でしょう。正直、松本のイメージ回復はしばらく難しいと思いますが、吉本興業には全国にいくつも直営劇場があります。原点回帰でダウンタウンとして全国の劇場で漫才を披露すれば、恐らく連日満席でしょう。松本は超コアなファンを持っていますからね。大きな話題を呼ぶと思います」(芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄氏)
土壇場で裁判を回避した松本。吉本興業は「松本人志の活動再開につきましては、関係各所と相談の上、決まり次第、お知らせさせていただきます」としている。ダサイと言われながらも復帰を優先した判断は果たして正しかったのだろうか。
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活動再開に向けて動き出した松本だが、「テレビ復帰するのは極めて難しいのではないか」という見方がもっぱら。関連記事【あわせて読む】【もっと読む】も一緒にご覧ください。