前回”0-7惨敗”の中国 ホームでのリベンジに国内メディアが期待「試合のテンポを握らせてはならない」

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前回は7−0で大勝した日本。アウェーでも再びゴールラッシュなるか(C)Getty Images

 サッカー日本代表は11月15・19日の両日で、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の2試合を戦う。15日にインドネシア戦、そして19日には中国戦、いずれも敵地でのゲームとなり、これで今回の予選は全10試合中の6試合を消化することになる。

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 ここまで3勝1分け、勝ち点10でC組首位に立つ日本は、今回の2試合や他国の結果により、本大会出場に大きく近づく。とはいえ、最終予選初対戦となるインドネシア、そして2度目の顔合わせとなる中国と、侮れない相手であることは間違いない。

 特に、中国は9月の日本のホームで行われた初戦で0-7と大敗しており、リベンジマッチとして自国で日本を迎え撃つ。前節ではインドネシアを相手に初白星を挙げていることからも、今回の日本戦にも並々ならぬ覚悟で臨むつもりのようだ。

 中国メディア『捜狐』では11月5日、今回行われるW杯予選2試合についての特集記事を配信。日本とのゲームに関しては、0-7という完敗を喫した初戦を振り返り、「この結果はチームに重くのしかかっているが、同時に選手たちのリベンジの意欲も掻き立てた」と主張。さらに、「日本はアジアの強豪であり、選手の技術や戦術理解、チームとしての連携も優れている。だが、中国代表にとってホームでの試合はアドバンテージがあり、ホームの観客は『12番目の選手』として大きな精神的支えとなるだろう」と見解を綴っている。

 また、「戦術面では、前回のように完全に圧倒されることは避けたいところだ。コーチ陣は日本の戦術を綿密に分析し、弱点を見つける必要がある」と自国代表の戦い方を展望。その上で、中国の戦い方にも言及し、「例えば、空中戦において日本には弱点があるかもしれないため、中国代表は高いボールを使った戦術を増やすことも選択肢の1つだ。中盤での積極的な競り合いも必要であり、日本に試合のテンポを握らせてはならない」などと見通している。

 同メディアはトピック内で、この日本戦を「注目度の高い試合」とも報じている。日本は敵地の大観衆の中での戦いが予想され、また主力選手の故障者の情報が伝えられていることからも、今回の中国戦、より慎重に臨む必要があるといえるだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]