興梠真三

写真拡大

 浦和のマチェイ・スコルジャ監督が8日、ホームの広島戦(10日・埼玉)に向けてオンラインで会見し、今季限りで現役引退する38歳FW興梠慎三の起用について言及した。

 プロ20年目の興梠は7月31日に今季限りでの引退を表明。J1歴代2位の通算168得点を誇るが、6月15日のC大阪戦を最後にピッチから遠ざかっている。

 スコルジャ監督は2位・広島との一戦に向けて「チャンスが生まれるのは最後の20分かもしれない。しっかり焦れずにプレーできれば」と見据えた。その上で、興梠について「慎三は特に相手が疲れてる中で大きな脅威になる選手。最後の20分でそういう存在になれる」と高く評価した。

 一方で「ただ、それを行うのがこの試合か、さらに先の試合かは現時点で答えられない。慎三は非常に大事な選手で、とてもリスペクトしている。今シーズン中に彼が必ずピッチに立つという約束は実行したいと思っている」と明言した。

 ハーフタイムで中断になった川崎戦(22日、後半から再開)を含め、残り3・5試合。チームはJ1残留を決めることが最優先だが、その先にベテランストライカーの出番は必ず来る。