乃木坂46の5期生が人気楽曲のカバー&ソロ歌唱に挑戦!集大成のパフォーマンスで横アリを盛り上げる

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乃木坂46の5期生による『超・乃木坂スター誕生!LIVE』初日公演が11月2日、横浜アリーナにて開催された。

【写真】乃木坂46の5期生がさまざまな楽曲をカバー!盛り上がったステージの様子

この公演は2023年4月から日本テレビで放送されている音楽バラエティ番組『超・乃木坂スター誕生!』のリアルライブで、横浜アリーナという番組最大規模の会場で11月3日の昼・夜公演を合わせた計3公演を実施。番組内で披露した昭和・平成の人気楽曲に加え、メンバー自身の自己プロデュースによる初披露のソロ歌唱曲、さらには一青窈(2日)、SILENT SIREN(3日昼)、ゴスペラーズ(3日夜)といった豪華ゲストとのコラボ曲など3公演異なるセットリストが用意され、前身番組『新・乃木坂スター誕生!』から約2年半にわたり5期生が向き合ってきたパフォーマンスの集大成が展開された。

奥田いろはが体調不良のため休演となり、残念ながら10人で臨むこととなった初日公演。番組のオープニングテーマがスクリーンから流れ始めると、客席から大歓声が湧き起こる。続いてステージにメンバーが登場し、井上和の「『超・乃木坂スター誕生!LIVE』、楽しんでいくぞ!」を合図に「できっこないを やらなくちゃ」からライブはスタート。一人ひとりが異なる衣装を身にまとった5期生は、ステージ上から笑顔を振りまきながら、力強い歌声を会場中に響かせる。

1曲歌い終えると、番組MCのオズワルドも加わりトークを展開。井上が「いろはの分までみんなで頑張りたいと思います!」と奥田について触れると、客席からは温かな拍手と声援が送られる。続いて、神奈川県出身の川崎桜と井上が「横浜、ただいまー!」と叫ぶと、観客が「おかえりー!」と返すコール&レスポンスもあり、会場がアットホームな空気に包まれていった。

井上と岡本姫奈、小川彩、冨里奈央が元気いっぱいに歌う「女々しくて」でライブは再開。小川の煽りで客席が大いに湧くと、続く「世界は恋に落ちている」ではセーラー服に着替えた五百城茉央、池田瑛紗、一ノ瀬美空、中西アルノが可愛らしい歌声とセリフで観客を夢中にさせる。

その後、初披露楽曲も含むソロコーナーへ突入すると、川崎の「明日も」を皮切りに、菅原咲月は事前告知していた「Aitai」を初歌唱。番組ではソロでラブソングを歌う機会があまりなかった菅原だが、この日はスローバラードに乗せて切ない歌声を届けていく。また、一ノ瀬が「Stand by me, Stand by you.」を優しくしっとりと歌い紡いだかと思えば、中西は「罪と罰」を圧倒的な表現力で難易度の高いこの曲を見事に歌い切り、会場中に盛大な拍手が鳴り響く。

さらに、岡本が「姫奈と一緒に最高の思い出作っていきましょう!」と「アップルティー」でキュートさを見せると、小川は「私たちの声、しっかり届いてますか?」と叫びながら「拝啓、少年よ」で力強い歌声を客席に届け、この日は冨里が感情をたっぷり込めて歌う「家族になろうよ」でソロコーナーを締め括る。昨年当番組のLIVEを休演し、悔しい思いをした冨里だったが、この曲を歌い終えると緊張の糸が切れたのか涙ぐむ場面もあった。

池田&菅原が弾けたパフォーマンスを見せる「おジャ魔女カーニバル!!」、井上&中西の心地よいハーモニーと川崎の高難易度ラップが光る「Dreamland」で会場を温めると、いよいよ一青窈を迎えたゲストコーナーへ突入する。まずは番組内でも披露した「ハナミズキ」を、一青窈と五百城が再び歌唱。オンエアではちょっと失敗してしまったとこぼしていた五百城だったが、今回は堂々としたボーカルに加え息の合ったハーモニーでこの曲を表現してみせ、観客との一体感を見事に作り上げることに成功した。大役を終えホッとした表情の五百城は、「裏ではめっちゃ緊張していたんですけど、ステージに出てからはずっと楽しくて。普段練習したことがないフェイクとか入れちゃいました(笑)」と笑みを浮かべる。

さらに、一青窈と5期生とで「もらい泣き」を歌うと観客のクラップで再び会場がひとつになり、最後は5期生が「おどるポンポコリン」で観る者すべてを笑顔にして『超・乃木坂スター誕生!LIVE』パートを終了させた。

幕間にはメンバーが参加する撮り下ろしコント「千葉魂」の新作映像も上映され、観る者を大いに喜ばせる。そして、「Overture」とともに乃木坂46ライブブロックに突入。アリーナ外周に登場した彼女たちは、5期生はじまりの曲「絶望の一秒前」を通してそれぞれが成長した姿を見せる。以降も「いつの日にか、あの歌を…」を筆頭に「バンドエイド剥がすような別れ方」「熱狂の捌け口」と5期生楽曲を連発。ライブでは初披露となる「『じゃあね』が切ない」や、昨年はセンターの冨里に代わってみんなで歌った「考えないようにする」など、ここまでの5期生の歴史を総括するような選曲でファンを大いに楽しませ、「おひとりさま天国」5期生バージョンでライブはクライマックスを迎える。

さらにアンコールでは「ロマンスのスタート」「Actually…」など乃木坂46のライブに欠かせない楽曲も飛び出し、「横アリは初めて5期生ライブをさせていただいた場所。あのときのことを思い出しながら外周を歩いたりして」(井上)、「まだみんなライブ慣れしていない時期だったけど、今はみんな立派になったね」(中西)といった微笑ましいやり取りを交えながら、最後は「乃木坂の詩」にて白熱の5期生ライブはエンディングを迎えた。

(文/西廣智一)

※川崎桜の「崎」は立つ崎

【セットリスト】

01. できっこないを やらなくちゃ/5期生02. 女々しくて/井上和・岡本姫奈・小川彩・冨里奈央03. 世界は恋に落ちている/五百城茉央・池田瑛紗・一ノ瀬美空・中西アルノ04. 明日も/川崎桜05. Aitai/菅原咲月06. Stand by me, Stand by you./一ノ瀬美空07. 罪と罰/中西アルノ08. アップルティー/岡本姫奈09. 拝啓、少年よ/小川彩10. 家族になろうよ/冨里奈央11. おジャ魔女カーニバル!!/池田瑛紗・菅原咲月12. Dreamland/井上和・川崎桜・中西アルノ13. ハナミズキ/一青窈+五百城茉央14. もらい泣き/一青窈+5期生15. おどるポンポコリン/5期生

乃木坂46 5期生ライブ00. Overture01. 絶望の一秒前02. いつの日にか、あの歌を…03. バンドエイド剥がすような別れ方04. 熱狂の捌け口05. 「じゃあね」が切ない06. 考えないようにする07. 心にもないこと08. 17分間09. おひとりさま天国アンコールEN1. ロマンスのスタートEN2. Actually…EN3. 乃木坂の詩

※川崎桜の「崎」は立つ崎