宮沢博行氏が裏金かん口令の”真相”語る「もっと歴史的にたどっていく必要がある」
元衆院議員の宮沢博行氏が３日、ＡＢＥＭＡ ＴＶ「ＡＢＥＭＡ的ニュースショー」に出演した。
自民党の裏金問題をめぐり当時、安倍派所属だった宮沢氏は裏金づくりについて「しゃべるな、しゃべるな、これですよ」とかん口令が敷かれていることを暴露し、注目を集めた。しかし誰からの指示かについては「総理は違います」と回答していた。
宮沢氏は「誰に言われたの？という名前以外は全部しゃべってます。ですから私を追及しても何も出てきません」と述べた。しかしＭＣの千原ジュニアが「いや、だからその誰に言われたのかというところがあるじゃないですか？」と食い下がった。
宮沢氏は「それは真相とは違うと思いますね。むしろいつ始まったのか。誰が始めたのかについては、もっと歴史的にたどっていく必要があると思います」と問題点を提示。続けて「群馬県知事の山本一太さんは入った時は三塚派だったけど『その時はこんな裏金なかった』と。全部記載してたということを新聞で言ってます。当時三塚派から森派に変わる時に何が起こったのかを、ジャーナリストとして追及していくことで何かが見えてくる可能性があります。ですから私ではなく、昔の人をどうたどるかということで真相が見えてきます」と主張した。
指示した人物の名前を出さなかった理由について「幹部が悪いんですよ。幹部全体でかん口令が敷かれていただけだから。たまたま会話があった人の名前を出したって、その人がかわいそうなだけじゃないですか」と個人名を出すことに意味がないことを強調した。
