絶望的に硬い体が「たった1分、顔をさするだけ」で柔らかくなる納得の理由
体が力んで硬くなっていると、痛みやコリの原因となる上、疲れや不調の原因にもなります。無理な筋トレなどしなくても、凝り固まった体の力を抜けば、健康で引き締まった体に変わります。トレーナー歴25年、のべ4万人以上にパーソナル指導を行う鈴木亮司さんに、ジャーナリストの笹井恵里子さんが聞きました。(パーソナルトレーナー 鈴木亮司/ジャーナリスト 笹井恵里子)
凝り固まった体を
瞬時に柔らかくする方法
「無駄な力を抜け」「リラックス、リラックス」――スポーツやビジネスの場面で、よく他者や自分にそういった言葉がけをしますよね。けれども自分で瞬時に凝り固まった体の力を抜くなど難しいと思うのではないでしょうか。
ところが、できるのです。
基本的に体が柔軟な人は緊張の度合いは低く、硬い人は高い。ですから力を抜くとは、凝り固まった体を柔らかくすることでもあります。これがたった1分間でできるのです。
論よりも、まずは体験を。やり方は簡単です。
1・最初に、現在の体が緊張状態にあるかどうかを知るために「前屈」と「後屈」をしてみてください。
足をそろえて膝を伸ばしたまま前屈をし、おおよそ手の指が全部付くぐらいまで曲がる人は緊張状態はそこまで深刻ではありません。後屈にははっきりした目安はありませんが、両手を腰に当てて上半身を後ろに反らせようとしたとき、ほとんどできない人は緊張が進んでいると考えて間違いないでしょう。