キッチンで作業中、お皿を洗ったり、水気をきったりするときにありがちな床への水跳ね。皆さんはどうやってふいていますか。ここではESSEフレンズエディターで整理収納アドバイザー・防災士の堀中里香さんが、意外と面倒くさい床ぶきがラクになる、とっておきの方法を紹介します。

床ぶきをラクにするとっておきのアイデア

キッチンを使うと、どうしても床に水が跳ねたり垂れたりすることがあると思います。それが嫌で、以前は水が跳ねたときに使う床ふきんを用意していました。

なるべく見えにくいところにつっぱり棒をセットして、床ふきんをかけてスタンバイ。床に水が跳ねたらそこから床ふきんを取って、水気をふき取って、かけ直せばOK! と思っていたんです。

でも、一度や二度ならいいけれど、なにか作業をするたびに水はねしてはかがんで床ふきんを取ってふいてかける、それが煩わしくていつしか床ふきんを使わず、あとまわしにするように。床ふきんを取ることすらできないのか、と自分にがっかりしたのを覚えています。

小さくたたんだタオルを水まわりの足元に

そのときひらめいたのが、「それなら置いたままにすればいい!」ってことでした。

1:足でふいちゃうからかがまなくていい

使い古したフェイスタオルを小さくたたんで足元に置いて、水が跳ねたらさっとひとふき。ちょっとお行儀は悪いけど、足でささっとふいています。かがまなくてよくて、便利なんですよ!

2:置きっぱなしだからワンアクションでいい

水はねをふいただけなのでほとんど濡れていないから、タオルは床に置きっぱなし。置きっぱなしだからいつでもワンアクションでふけるし、そのまま元の場所に戻すだけだから簡単です。ちなみに油やソースなどが跳ねたときは、ティッシュを使います。

3:手を使わないから料理を中断しなくていい

料理が得意ではない私にとって、中断して再開するのってすごくエネルギーを使うんです。手を洗って手をふいて、かがんでふきんを取って床をふいてふきんをかけてもう一度手を洗って…という料理を中断する手間をすべて省けるってすばらしい!

家事はワンアクションでも「減らす」ことが続ける近道

家事といえないような名もなき家事。がんばればできるはず、なんですよね。でも、そのがんばる力はもっと違うところに使ったほうがいいと思うようになりました。毎日行う家事はがんばってやるんじゃなくて、無意識にできるぐらいにしておきたい。

置きっぱなし床ふきんは、そういう意味で私にピッタリ。今や1階と2階の洗面所にも置きっぱなし床ふきんを置いて、家族も一緒に活用しています。

毎日行うことはワンアクションでも少ないほうがラクだし、続けられる可能性が高くなるはず! 私と同じ面倒くさがりさんの、参考になれば幸いです。