ドリブルでボールを運ぶ札幌・岡村(左)(カメラ・砂田 秀人)

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 J1北海道コンサドーレ札幌DF岡村大八(27)が、昨年の屈辱を晴らし、残留戦線に生き残る。札幌は10月31日、ホーム・C大阪戦(3日)へ、宮の沢で紅白戦を実施。不動のDFリーダー岡村は「(相手FWの)レオセアラを抑えられるかどうかで勝敗は変わってくる。僕は彼をつぶすことだけを徹底的に考えてプレーしたい」。リーグトップの21得点を挙げる、強力ブラジル人封じを誓いに立てた。

 昨年6月のホーム戦では開始2分、左クロスを目前のレオセアラに右足で合わせられ、先制点を決められた。試合も1―4で敗戦。「前で起点をつくるだけじゃなく、背後を取ったり個で打開したり、何でもこなせるタイプ」。相手の能力は認めつつも、過ちを繰り返さぬよう、準備は整えてきている。岡村にとって同戦以来の再戦へ「去年はやられているから。本当に集中を切らさず、しっかりと抑えたい」と意を強くした。

 前節10月19日の名古屋戦は2―0勝利も「守り切ったというより相手が外してくれた印象の方が強いので。今回は自分たちがしっかりシャットアウトしたって言えるようなゲームにしたい」。残留圏の17位柏とは残り4戦で勝ち点7差と、勝利が必須の戦い。岡村が守備陣を統率して無失点に抑えれば、2連勝への確率はぐっと上がる。

(砂田 秀人)