6回、オースティンを迎えたところで投手交代を決断した小久保監督(中央)

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 「SMBC日本シリーズ2024、ソフトバンク0−5DeNA」(30日、みずほペイペイドーム)

 シリーズ14連勝から連敗を喫し、第7戦までに決着した場合、ソフトバンクが本拠地で胴上げできる可能性が無くなった。ホームゲームで白星を奪えない外弁慶シリーズの気配が漂っている。

 29日と同様、打線が沈黙した。相手先発・ケイを打ちあぐね、3回までに計6三振。四回から八回にかけては安打での出塁はあったが、本塁が遠い拙攻が続いた。

 17イニング連続無得点と快音が響かず。小久保裕紀監督はケイについて「めちゃめちゃ良かったよね。ちょっとへばってきた(中盤の)時がチャンスでしたけど」と言及。左腕に対して左打者6人を並べた理由については「右(打者)の方が対応が難しいかな」という判断だったことを明かした。

 日本シリーズでは、11年の第1、2戦以来となる本拠地連敗。17年には敵地で連敗しており、この時の相手もDeNAだった。

 これで2勝2敗に。「ちょうど五分です。(決着は)横浜で決まりますから」と語気を強めた小久保監督。5戦目に勝利して王手をかけ、流れを引き戻したいところだ。