【衆議院選挙】自民が県内3選挙区死守 立憲の新人が比例復活
きのう投票が行われた衆議院選挙で、自民・公明の与党は過半数を割り込みました。
県内では3つの小選挙区すべてで自民の前職が当選し、比例代表で立憲の新人が初当選しました。
◆まずは激戦となった富山1区の開票結果です。
自民党・前職の田畑裕明さんがわずか700票余りの差で激しい選挙戦を制し、5回目の当選を果たしました。
田畑さんは、政治とカネをめぐる問題で比例の重複立候補が認められず、「背水の陣」でのぞんだ選挙でした。
立憲民主党・新人の山登志浩さんは、田畑さんにあと一歩のところで及びませんでしたが、重複立候補した比例代表北陸信越ブロックで復活当選しました。
比例で初当選 山登志浩さん(立憲・新)「私たち働く者、生活者の目線に立った政治を推し進めていく1つのいいきっかけになった。今日は『山が動いた』とか『越えられない山はない』、これは言う資格がありません。今後そういう風に正々堂々と胸を張って言えるよう、わたくし粉骨砕身、衆議院議員としてこれから活動させていただきたいと思います」
◆続いて、富山2区です。
自民党前職の上田英俊さんが7万票余りを獲得して2回目の当選です。
♪富山2区当選 上田英俊さん(自民・前)「政治資金の透明性をいかにして確保していくのかということが、 大変大きな議題になってくると思いますし、その場において積極的に自らの思いを愚直に訴えてまいりたい。再びありがたい仕事をいただきました。明日のために、未来のために、ザ・ネクスト・ワンの思いで走り続けることをお誓い申し上げまして、御礼のご挨拶とさせていただきます」
◆続いて富山3区です。
自民党前職の橘慶一郎さんが、13万票余りを集めて6回目の当選です。
富山3区当選 橘慶一郎さん(自民・前)「日本全国津々浦々、元気な日本づくりという、自分なりの最初からの目標に向かってまた6期目も進んでまいりたい。今回の選挙結果は我が党および政権にとっては多分、かなり厳しいものになるということが予想されております。いろんなことがある。でもそれは自分の糧だと思って乗り越えていく。あるいは立ち向かっていく。そういうことであすからしっかり頑張ってまいりたいと思います」