5回無死一塁、代打・フォードを右飛に打ち取り雄叫びを上げる有原航平(捕手・甲斐拓也)(カメラ・中島 傑)

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◆SMBC日本シリーズ2024第1戦 DeNA3−5ソフトバンク(26日・横浜)

 ソフトバンクが先勝した。これで、18年の第3戦から続く日本Sの連勝を史上最長記録更新となる13に伸ばした。

 大事な初戦のマウンドには今季14勝7敗で最多勝に輝いた有原が上がった。初回から走者を許すも、打者の手元で動く変化球を軸に、打たせて取る投球を披露。三振は4個ながら、4安打無失点と完璧な内容で中継ぎ陣にマウンドを託した。

 打線は0―0の2回、2死一塁から7番・牧原大が左翼線への二塁打で二、三塁とチャンスメイク。甲斐が申告敬遠されると2死満塁で有原が打席へ。カウント1―1から153キロの直球を右前へはじき返し、自らの2点打で先取点を奪った。

 2回以降は両軍スコアが動かず。ソフトバンクは8回からヘルナンデス、9回はオスナと勝ちパターンの継投に。9回にオスナが3失点を喫したが、逃げ切った。

 先発した有原は勝利投手&勝利打点を記録。日本Sでの同記録達成は86年西武・工藤公康以来だった。投打に渡るエースの活躍で、4年ぶりの日本一へ好発進した。